
イギリス・リトルポモーナからドラフトサイダーが2点新たに輸入されました!
イギリス・リトルポモーナからドラフトサイダーが新たに輸入されました!今回も素敵なサイダー、ペリーが入ってきたので是非お試しください。ドラフトのペリーは今回初めてなので私も楽しみです。
サイダーの説明の前にリトルポモーナのことを改めてご紹介しておきたいと思います。
ワインジャーナリストや雑誌編集、品評会審査員でも有名なスザンナ・フォーブス女史と飲料業界にいた夫のジェームス・フォーブス氏が20年以上の業界にいた経験を生かして、何か新しいものを造ろうとリサーチして、2014年イギリス、ヘレフォード州の北マルバーン・ヒルのふもとにあるソーンベリーに2haのリンゴ畑を譲り受け、ナノ・サイダリーともいうべき、極小サイダーファームを設立。2015年にファーストヴィンテージをリリースし、サイダー業界の注目を一気に集めています。
リトル・ポモーナの名前はローマ神話の果実の女神、「ポモーナ」から名付けていて、自分たちの小さなリンゴ畑をポモーナのように守りたいという意味が込められており、サイダリーのロゴにも描かれています。
2019年にはヘレフォードタイムス紙主催の最優秀生産者にも選ばれました。2020年テイスティングルームを備えた新しいカーヴも設立。また、少量ですがホップやワインの生産も開始し、サイダー造りに新たな風を吹き込もうとしています。今後はポモー、ヴェルモット、アマーロとヴィネガーも生産していく予定です。
2024年9月スザンナが闘病生活に終止符を打ち他界しましたが、彼女の遺志を受け継ぎ、サイダリーはジェームスが継続しています。
それでは今回リリースされるサイダーの詳細をご紹介致します。
Disco Nouveau 2024
ワインのボージョレ・ヌーヴォーのようにその年の収穫を翌年最初にリリースして楽しもうというコンセプトのもとに2020年から早生リンゴ品種を使用して造られ始めたのがディスコ・ヌーヴォー。5周年となる2024年ヴィンテージは、9月に収穫した早生のデザートリンゴ品種のディスカバリーを用いて、2日マセレーション後、ステンレスタンクに移し、1か月ほど発酵。自社農園のサイダー品種フォックスウェルプを3%ブレンドし、ノンフィルターのママキーケグにて熟成した、ペットナットスタイルの辛口サイダー。ほんのりロゼ色にストロベリーのようなアロマとピリッとする酸が心地よい。地中海料理やマルゲリータのピザに合わせて。
Table Perry NV
収穫してプレス、マセレーションのスタートまでを24時間以内に行わないといけないという難しい品種の洋梨。グリーン・ホース、ソーン、ロング・ボワ、ブレケニー・レッドなど8種類の洋梨の2022年分と2023年分を使用し、ステンレスタンクにて発酵。発酵後、バランスよくなるようにブレンドして、2024年7月にキーケグに入れて残りの熟成はキーケグ内で行った。ジューシーなレモンやピーチ、蜂蜜のニュアンスなども感じられ、ソフトなタンニンが広がります。スパイシーな料理やヤギのチーズのお供に。
上記2点共に6.2%alc、ガスボリューム2.3 です。6℃で0.7bar、20℃で1.8bar、25℃で2.1barで平衡します。理論値よりも0.5barほど高いほうが良いと思われます。ケグ内二次発酵をしているので個体差はあると思いますが、やや強めのセッティングで調整してみてください。
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