キーケグ×ハンドポンプ、本日開栓

先日、本当のリアルエールと題してリアルエール普及のための実証実験についてご報告申し上げました。ご協力頂いた麦酒倶楽部ポパイ様、ならびにストレンジブルーイング様に心よりお礼申し上げます。

下記にその内容を改めてご紹介致します。

 キーケグをハンドポンプに繋ぎ、ちゃんと注げるか麦酒倶楽部ポパイ様にて実証実験を行いました。

ハンドポンプに繋いでいるので当然ガスは接続していません。引き上げて注いだ分だけ減るわけですが、キーケグ内部にガスが置換されていかないので、その都度安全弁を開けて外から空気を補給します。カプラーをばらしても再度組み上げられる方は安全弁のピン自体を抜いてしまうと更にやりやすくなります。(これはメーカー推奨の方法ではありませんので、自己責任でお願い致します。)

ハンドポンプで注いだものがこちら。素晴らしいクラリティ。元々カーボネーションしているのでスパークラー無しでも泡立ちますが、少々時間を置いて落ち着くのを待てば全く問題なし。

ということで、「キーケグ×ハンドポンプ」は大成功。記念すべき第一歩ではありますが、ここからが本番です。「キーケグ×ハンドポンプ」が実証されたので本場CAMRAも認める本当のリアルエールへと進みます。ケグ内二次発酵させたビールをキーケグからハンドポンプで汲み上げるのです。金属製カスクが無くても、いつもの機材でリアルエールは提供出来るのです。アメリカンスタイルのホッピーなビールが大変人気ですが、低アルコールでモルティな緩いビールをリアルエールの形で愉しむことも素晴らしいと思います。まだ少し先にはなりそうですが、このプロジェクトは絶対に成功させたいと思います。

ストレンジブルーイング様にお邪魔して詰めたキーケグを本日東京・両国の麦酒倶楽部ポパイ様にて開栓するとご連絡を頂きました。銘柄は「魚沼産へぎ印蕎麦英酒」。そばの実を使ったエールで、バックウィートエールとも呼ばれます。リアルエールのスタイルにはなっていませんが、このお酒のすぐ向こう側に本当のリアルエールが待っています。この一杯にそんな明るい未来を感じて頂けたら、と心から願ってやみません。お近くの方は是非お試しくださいませ。

麦酒倶楽部ポパイ
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