ご縁がありまして白夜書房「ミライのアイデア」にて連載を開始しました
ご縁がありまして白夜書房さんのウェブメディア「ミライのアイデア」にてクラフトビールに関する連載をさせて頂くことになりました。先日第一回目がアップされましたのでご覧くださいませ。
私どもはブルワリーではないのでビールの作りなどについて語ることは出来ません。流通に属する立場から、シーンを少し引いた目線でシーンを見渡しビールそれにまつわる事象について綴っていこうと思っています。第一回目の冒頭で下記のように記しましたが、結局これに尽きるのではないかと考えています。
私はクラフトビールを単なる商品だとは思っていません。人間の精神活動が醸造という行為を通じて世に現れ、その発露と消費とがセットになった「現象」だと捉えています。液体それ自体だけではなく、それを取り巻く人や環境をも含んだ多角的なものです。ですから、どういう立場から眺めるかによってその意味や解釈は異なります。唯一無二の万人に共通するクラフトビールは定義できないと思うのです。クラフトビールがなんともわかりにくいのはどのような視点によるものなのかを確認せず、互いの意見をすり合わせる作業を省いて議論してしまうからでしょう。非常に地味で面倒なのですが、皆でていねいに議論しながらクラフトビールの輪郭を作っていくことが重要だと考えています。
こんな思いをベースに毎回視点を変えて綴っていきますのでお付き合いくださいませ。2〜3週間に一度、全5回の連載になる予定です。アップされた際にはCRAFT DRINKSの各種SNSアカウントでご紹介致しますのでお目通し頂ければ幸いです。どうぞよろしくお願い致します。