フルセイルブルーイングからHazy IPAが届きました
先に言っておきますが、今日は思い切り宣伝です。圧倒的ポジショントークで褒めちぎりますよ。でも、とても良かったと心から思ったのでご紹介させてください。
CRAFT DRINKSが応援しているアメリカ・オレゴン州のクラフトブルワリー・Full Sail Brewing(フルセイルブルーイング)からHazy IPAがリリースされました。地元であるHood River(フッドリバー)という地名を冠した、その名もHood River Hazy IPA。
試飲もしたかったので一足先に飲んでしまいました、すみません・・・。でも、贔屓目なしに良いです。本当に。
フルセイルブルーイングは1987年の創業以来地元であるオレゴン州フッドリバーの地でローカルコミュニティに向けて高品質なビール作りを心掛けてきました。初代のエマーソンさんから始まり、一昨年まで長らくジムさんがブルーマスターを務めていましたが、現在グレッグさんに引き継がれています。
初代のエマーソンさん
現ブルーマスターのグレッグさん。
グレッグさんは微生物学を修めて15年間wyeast社に勤めた後、フルセイルブルーイングに移り、Quality Assurance(品質管理部門のこと)でフルセイルのビールの品質向上に貢献なさってきました。一昨年のブルーマスター就任後、2019年のJapan Bewers Cup IPA部門で優勝したAtomizerシリーズをを開発しています。その実力は皆様もご存知のとおりです。
フルセイルブルーイングには”Session”というシリーズがありますが、そのコンセプトは「毎日、気軽に、本格派」。バレルエイジした季節限定品は例外ですが、「品質と効率」を重視するフルセイルが大事にしているのは支えてくださる地元のファンの皆様に日常的に飲んで頂ける高品質で美味しいビールをちゃんと作り続けることです。どぎつかったり、風変わりな特殊なものではなくて、毎日の生活に溶け込んで馴染むような、フルセイルらしい高品質なスタンダードを提供していくべきだと考えているのです。もちろんそれは価格も含めて。
ビールもコミュニティも時代に合わせて変わります。ブルーマスターも変わるし、世の中の嗜好も変わります。地元コミュニティとの良好な関係を保ちつつも、変化すべき時には恐れずに変化する。普段から対話出来ているからこそファンの方々から率直な意見が出てくるのだと思うし、それを真摯に受け止め今回フルセイルブルーイングは新たな挑戦を始めています。
昨年念願のパイロットブルーイングシステムも導入され、フルセイルの新たなスタンダードを生み出すべく実験が行われてきました。ブルーマスターのグレッグさんは試作を重ね、ブルワリー併設のパブでプロトタイプを提供しながらファンの皆様との対話してきました。そして、ローカルの方たちの間で要望の高かったHazy IPAをブラッシュアップし続け、遂にHood River Hazy IPAが完成しました。ちなみに、パイロットブルーイングシステムは地元オレゴン州のポートランドケトルワークスのものです。
Hood River Hazy IPAはアザッカ、モザイク、アマリロをふんだんに使用し、柔らかくジューシーな仕上がり。最後にじんわり残るモルトのニュアンスもフルセイルらしいなぁと思います。フルセイルブルーイングのモットーである「品質と効率」を体現した新作Hazy IPAは圧倒的なコストパフォーマンス。持ち運ぶにも収納するにもちょうど良い12オンス缶で毎日気軽に飲める6%という度数も魅力的です。
一般的にHazy IPAはホップをたくさん使うので原価が高いと言われます。そのため販売価格もその他のものに比べるとちょっと高かった印象です。その点フルセイルブルーイングは流石だなぁと思うのは「品質と効率」を求め徹底的に改善を続けるとこんなにお手頃価格でHazy IPAもリリース出来てしまうこと。世の中にはもっと凝ったものもたくさんリリースされているのですが、濃すぎず薄すぎず、価格も含めてデイリーに飲めるHazy IPAという位置付けをするとこんなに良い感じのものはなかなか無いと思います。CRAFT DRINKSとしては気軽に本格派のHazy IPAを楽しんで頂けたらと嬉しいです。
もうそろそろ全国の酒販店の店頭に並ぶと思いますので、見かけたら是非試してみてください。私も個人的に1ケース買います!なお、キーケグ20Lのドラフトも今回輸入されております。飲食店の皆様、是非ご検討くださいませ。