キーケグ詰めドラフトワイン誕生!
このようなご報告が出来ることを本当に嬉しく思います。CRAFT DRINKSがお手伝いさせて頂き、埼玉県秩父にある兎田ワイナリー様でキーケグ詰めのドラフトワインが誕生しました!
兎田ワイナリー様では自社でも畑を所有し、地元・秩父産のぶどうをメインに醸造をなさっています。今回キーケグに充填されたのは「セイベル」という品種のぶどうで醸した白ワインです。ぶどうは2つの地元農家さんから提供されました。
セイベル
フランス人アルベール・セイベル(Albert Sibel)によって生み出された、1万種以上に及ぶヨーロッパ種とアメリカ種の交配品種の総称。フィロキセラへの対抗策として開発された。赤ワイン用品種はフランスで一時代流行したが、品質が劣るとされ今はほとんど見られない。現在はイギリスやアメリカ、カナダなどで栽培されている。セイベル5455というように育種番号つきで呼ばれ、日本で栽培されている5279、9110、10076は白ブドウ、13053は黒ブドウ。今回使用されたのはセイベル9110。上原さん
秩父市蒔田地区にて、約25年前から「セイベル」・「甲斐ブラン」と言った白ワイン用の、ブドウ栽培を実践していただいている契約農家さんです。セイベルは約5tから6tの収穫量があり、セイベル生産の第一人者です。原嶋さん
秩父市大野原地区にて、「マスカット・べーリーA」・「セイベル」を栽培して頂いてる契約農家さんです。セイベルは約1tの生産を20年にわたって行っています。
セイベル1892Kg(上原さん1356㎏・原嶋さん536㎏)を搾汁し、Brix16.8%のものを発酵させました。今回キーケグ20ℓ容器にに64本充填したそうです。兎田ワイナリー様では単に白ワインを新しい容器に詰めてみたのではなく、いつもとは違ったアプローチで今回ドラフトワインを開発しました。果汁を15℃で発酵させて澱引き後に荒ろ過のみで充填したもので、本来醸造家やワイナリー関係者しか飲む事の出来ない段階でのにごり生ワインとなっています。荒ろ過生ワインはボディ感や風味にあふれ、荒々しさの中にもフルーティな味わいが得られると思います。しっかりと発酵させていて比重も下がりきっているので非常にドライに仕上がっています。
以下、ワイナリーからのテイスティングコメントです。
・にごり生ワイン味わい
フレッシュグレープフルーツのような爽やかな柑橘の香り。ドライながらもほのかに感じる果実のフルーティーさ。
荒濾過独特のフレーバーも感じつつ、生ワインらしくフレッシュ感に溢れ爽快感もあり飲みやすい味わい。
11月12日に開催される兎田ワイナリー収穫祭にてこのドラフトワインはお披露目となります!是非お試しください。会場となるワイナリーは駅から遠いですが、西武秩父駅からシャトルバスが出ますのでご利用下さい。タイムスケジュールはリンク先でご確認ください。
秩父ファーマーズファクトリー 兎田ワイナリー
所在地 埼玉県秩父市下吉田字兎田3720
TEL 0494-26-7173(受付時間10時~17時)
FAX 0494-26-7174