2016年末時点でアメリカのクラフトブルワリーは5234軒!

Brewers Associationから2016年の醸造所や雇用等に関する情報が出ました。分かりやすいインフォグラフィックにまとめてあるので是非御覧ください。5000軒を超えたと思ったら、何と5234軒まで!マーケットシェア12.3%に到達。これからもまだまだ増えると思います。

さて、先日シーンにとっての統計的クラフトブルワリーの話でも書いたのですが、「クラフトブルワリーとは何か?」を定義することはシーンにとって実はとても大事なことなのです。重要な部分だと思いますので、改めて引用致します。

定義を作ると分類が出来るようになります。そして、分類出来ると統計を取ることが出来ます。その結果、マーケットや各プレイヤーの動向、時代の流れなど過去を整理することが出来、現在と未来についてデータに基づき科学的に考察することが可能となります。この点は極めて重要ではないでしょうか。CRAFT DRINKSとしては「飲み手にとっての感情的クラフトブルワリー」と「シーンにとっての統計的クラフトブルワリー」はきっちりと分けて考えるべきだと思います。

5234軒までクラフトブルワリーが増えたということ自体はもの凄いことなのですが、CRAFT DRINKSとしてはそれをデータ化しまとめて発表できるBAという存在があること、そしてメンバーである醸造所が活動しやすくなるように団体が代表してロビー活動をしていることなどを高く評価しています。日本は日本なりに頑張れば良いのであってアメリカに一から十まで倣う必要は全く無いのですが、こういう仕組みは真似しても良いのではないかと思うのです。

参考までに2016年12月にBAから発表されたデータもご紹介しておきましょう。比較すると非常に面白いと思います。

2016 CRAFT BEER YEAR IN REVIEW FROM THE BREWERS ASSOCIATION
December 5, 2016