「日本のクラフトビールのすべて」日本語版を買いました

2013年9月に出版された”Craft Beer in Japan: the essential guide”が日本語に訳され、「日本のクラフトビールのすべて」として現在発売されています。日本語版もいつか買わなきゃ、と思っていたものの何だかタイミングが無くて購入していませんでした。先日とあるビールフェスティバルに参加した際、物販ブースにあったので今回購入。一気に読み直しました。

amazonで買えます。kindle版なのでご注意を。

メリ先生もこの大著を執筆されるのに相当な苦労があったと思いますが、英語版を日本語に訳す作業もまた困難であっただろうと想像します。関係者の皆様に感謝。

英語の情報に直接当たる事ができない方にとっては非常に有用なものだと思います。また、前半にある歴史やアイデンティティーに関する文章については一度は目を通してみることをお勧めします。CRAFT DRINKSの視点と同じもしくはかなり近い部分が多くあり、共感を覚えるのです。

ここ数年のシーンは活発に動いているのだと改めて感じます。パラパラとめくっていると、醸造所紹介の写真に写っている醸造家の方々の中には退職なさったり、移籍なさった方がいらっしゃることに気が付きました。そう言えば、こんなに短い間にたくさんのことがあったなぁ・・・と、何だか感慨深くなったります。日本のシーンを切り取り収めたこの著作は非常に良いものです。ただ、もう既にその当時とは違ってきた部分もあります。このアグレッシブで忙しない日本のクラフトビールは今後どうなっていくのだろう?そして、私たちはどう関わっていくべきなのだろう?そんなことを思うのでした。