2月11日14時から、つくばでクラフトビールについてお話します

イベントのお知らせです。

2月11日14時から、茨城県つくばのTsukuba Place Labにてクラフトビールについてお話させて頂くことになりました。私のような者にどこまでお話が出来るか分かりませんが、これまでに色々飲んできて考えてきたこと、分かってきたことを色々な視点から語ってみたいと思います。

白夜書房のミライのアイデアでの連載で薄っすら触れていますが、クラフトビールを考えるにあたって様々なアプローチが出来ると考えています。ビールにおいては醸造も非常に重要ですが、醸せばビールになるというよりはその背後にある作り手の思想であったり、飲み手の態度や心持ちが大いに関係していて、ビールを媒介にした広い意味でのコミュニケーションこそがクラフトビールの本質ではなかろうかと考えています。物体ではなく現象と捉えるべきものでしょう。それに付随して製造および消費の場という空間のことや、そこ/それに集まる人々、すなわちコミュニティにも注目出来ると思います。酒屋で物書きの私に微生物学的なお話は出来ませんが、人文系と言いますか、社会や文化の側面からクラフトビールについて過去の経験などを元にお話させて頂こうと思います。

今回の催しはどなたでもご参加頂けますが、大学生の方は無料です。ご興味ある方はこちらのフォームからお申し込みください。皆様にお目にかかるのを楽しみにしております。

会場となる茨城県つくばのTsukuba Place Labはこちらです。ご確認ください。

今回のイベントでは14時からたっぷり4時間取っています。前半はCRAFT DRINKS的視点でクラフトビールについて語ってみたいと考えていますが、申し込みフォームに項目があるので気になっているトピックがあれば是非書き込んでください。盛り込めるものについては出来る限り対応して資料にも反映させたいと考えています。

後半はディスカッションの時間として用意しています。クラフトビールという概念は一意ではなく、冒頭でお話した通り、コミュニケーションの質や相互の関係性によって見え方、捉え方も異なります。個々人の経験にも大きく影響されるでしょう。ですから、僕たちがクラフトビールを大事にしたいのはどういう気持ちからだろうとか、各人の意見を伺ってそれぞれが見ている世界について語り合えたら、と考えています。クラフトビールは閉じるよりも開かれるものであろうと思うのです。

最後になりますが、今回このイベントを開催するにあたってご協力頂くつくばクラフトビアフェスト実行委員会の皆様に深くお礼申し上げます。当日もよろしくお願い致します。