新年あけましておめでとうございます

新年あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い致します。

さて、昨年末はコミックマーケットに参加し、新刊「クラフトビールの諸相」を出しました。これまでの総決算として書き、自分の中では一区切り出来たように思います。

同書冒頭でも書きましたが、クラフトビールは液体として独立して存在するモノというよりも、コミュニティと相互補完的に成立する動的な現象として様々な切り口で切り取って記述されるべきものであろうと思います。そして、それは感性、感情など精神の働きを多分に含むものであるから、数値ではなく言葉によって描き出されるものに違いありません。

作り手、飲み手各人の想いも様々です。一様でないからこそ多くの考え方が出来ます。ビールそれ自体を考えるだけでなく、その思考がどういうものなのか、何に由来するものなのかもまた考える事ができるでしょう。ビールも人も時代と共に変化していくのでそれについて思いを巡らすことに終わりはありません。この場合、終わりが来ないことは辛いことではなく楽しいことです。私がCRAFT DRINKSを立ち上げて7年以上経ちますが、一度も飽きたことはありません。日々新しいものが生まれて刺激に溢れていますからむしろ楽しさは増しているとすら思います。

昨年、一昨年はウイルスや戦争もあって落ち着かない日々でしたが、今年は前向きで実りある一年としたいです。一区切り付けたのでここからまた新たに活動して参ります。アイディアはまだまだたくさんありますし、シーンも目まぐるしく変わっていくのでそれに着いていけるよう精進致します。

さて、イベントも終わり、CRAFT DRINKSの本屋に在庫をアップしました。新刊はもちろん既刊もございますのでご確認くださいませ。