【お知らせ】有り難いことにご要望を頂いたので急遽BASEでCRAFT DRINKSの本屋さんを作りました
11月3日、おもしろ同人誌バザールに参加し、新刊としてハードセルツァーに関する本を作って出しました。タイミングよく日経トレンディの2022年ヒット予測にハードセルツァーが6位にランクインしていました。タイムリーな話題でビックリです。
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私どものブースに多くの方にお立ち寄り頂き、たくさん色んなお話をさせて頂きました。本当に嬉しかったです。皆様ありがとうございます。ちょっと疲れたけれど、こういう感覚になるのは久しぶりで心躍っておりました。やはり現場はいいものです。
そんな余韻に浸っていたらメールが届きました。内容としてはこんな感じです。
ハードセルツァーの本が気になっています。地方に住んでいてイベントに行けないのですが、本はどこかのウェブサイトで通販しないのですか?
あ・・・全然そんなこと考えていなかった。
私どもCRAFT DRINKSは業務用専門の酒屋としてクラフトビールやシードルなどを扱ってきました。それには大きな理由があります。これらはまだまだニッチなもので、特殊なものも少なくありません。そのため、一人で飲むよりもお酒と飲み手を繋いでくれる存在、つまりお店の方がアレンジしてこそ真価を発揮するのではないかと考えているのです。お酒のテイストはもちろんですが、飲む順番や合わせる料理なども重要なファクターで、それらを踏まえたカチッとハマる流れがあるとすんなり心と体にお酒が染み込んで良い体験になると自身の経験から思います。お酒の説明、醸造所の公式コメントを読んで一人で飲むのも悪くないけれど、それを超える「良い体験」にするはやはり誰かの存在が必要なのではないだろうか。
先程のメールで気がついたので上述の理屈を本と読み手に置き換えて考えてみました。一般的には置き換え可能でしょう。著者と本と読み手は本屋が繋ぐ。しかし、私と私の書いた本の場合は本と読み手を繋いでくれる存在、つまり取り扱ってくださる本屋が一軒もない。困った。どうしよう。
思えば、これまで首都圏を中心とした各種イベントでのみ頒布することを前提としていました。対面でお話をしながらご紹介することのみ考えていたのです。書きたいから書いているのですが、本を書くことだけが目的ではなくて、どちらかというと誰かに会うための理由を自分自身で作るために書いているふしもある。だから、通販するなど思いもしなかったのです。
色々考えたのですが、今回ご来場頂けない遠方の方からのご希望も頂戴しましたのでBASEでCRAFT DRINKSの本屋を開設することにしました。(※画像をクリックするとCRAFT DRINKSの本屋に移動します)
開設したは良いのですが、今のところ即売会で頒布するという前提に変わりはありません。余ったら本屋に出す、くらいの感じです。イベントがあれば在庫はそちらに回すために引き上げることになります。また、欠品しても本屋だけのために増刷はたぶんしないと思います。そのため、本屋を作ってみたものの常時何かをご紹介出来るかは定かではありません。随時出品するものに関してこの媒体のみならず各種SNSでもご案内差し上げますのでご確認ください。我儘ばかりで大変申し訳ありませんがご容赦くださいませ。
もう一点お伝えしなくてはならないことがあります。通販という性質上イベント会場での頒布と異なり梱包資材等の費用もかかるため会場での価格から一律300円(送料込み)追加することと致します。何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。
まず初回は本日より新刊のHard Seltzer And Japanとビールのスタイルと多様性、感性と言葉を出しました。駄文書き散らしてばかりでお恥ずかしい限りですが、ご笑覧ください。