バヴァリア、ベルギーのパームを買収

またまた買収が。オランダの大手、バヴァリアがベルギーのパームを買収するという報道がありました。

短い文章なので、載せておきます。

Dutch brewer Bavaria said on Tuesday it has taken a controlling stake in Palm Belgian Craft Brewers with the intent to fully acquire the family-owned company best known for its eponymous ale.
オランダのビール会社バヴァリアは火曜、家族経営で有名なベルギーのパームを将来的に完全買収すると発表しました。

No financial details were disclosed, but Bavaria said in a statement it has purchased 60 percent of shares and intends to acquire the whole company by 2021.
ファイナイス関連の詳細はまだ開示されていませんが、バヴァリアはすでに60%のシェアを持ち、2021年までに完全買収をしたいとしています。

The two family-owned brewers will have combined production of 6.5 million hectolitres in 2016, Bavaria said. That compares with Dutch brewer Heineken’s 188 million hectolitres last year.
バヴァリアによると両者合わせて2016年は65万KLの生産量になる見通し。昨年のオランダ・ハイネケン社は1880万KL。

これはどう見るべきでしょうか?
思うに、インベヴやミラー、ハイネケンなどのスーパーメガブルワリーの買収により、大きくマーケットが再構築されていく中、決して小さくないが巨大でもない、いわば中規模のビール会社が合併したのではないかと考えます。結集して買収されたり、棚を取っていく力を強めようとしているのかもしれません。

パームの傘下にはローデンバッハなどの醸造所があります。極めて質の高いビールがそのまま、もしくは今後更なる向上をするのか。経済合理性の名のもとに、何かしらの変化をするのか。質を落としてでも大量販売をしていくのか。詳細が見えて来ないのでなんとも言えませんが、良いものが良い状態で出回ることだけを私は望んでいます。

ロイターのソースはこちら