入れておくと捗るクラフトビール系アプリ(2017/8/10追記あり)

昭和生まれの30代なので、モバイルツールは草創期からその変遷をずっと見てきました。肩掛け携帯電話もなんとなく覚えています。中学生の頃、東京テレメッセージのポケベルが大流行。20代の若い人には伝わらないかもしれないけれど、私くらいの年代の人は緑の公衆電話で「※2※2」と打ちまくったものです(笑)そして、PHS、携帯電話と進化し、今は皆さんiphoneに代表されるスマートフォンを利用しています。単に電話機能だけでなく、カメラも付いているしメールも出来る。更にアプリが進化して、様々な機能を搭載できるようになりました。本当に便利な世の中です。

さて、クラフトビールファンの皆様、BJCPをご存知でしょうか?BJCPはBeer Judge Certification Programの略で、ビール品評会の審査ガイドとして広く使われています。私もよく参照する、とてもよく出来たスタイルガイドラインです。何年かに一度改訂版が出され、現在は2015年版が最新です。最新のものは日本語版がなく英語だけですが、非常に便利です。

ビアパブでメニューを見るとビアスタイルが書いてあることも多いです。たとえば、こんな経験ありませんか?「あれ?カリフォルニアコモンって何だっけ?」とか、「ポーターじゃないの?バルチックポーターなんて聞いたこと無いぞ・・・」。そんなときにも便利なのが、BJCP。各カテゴリーに詳細な説明があるので参照すると良いと思います。インターネット上でpdfファイルが配布されていますので是非ご覧ください。ただ、とにかく長い。カテゴリーがわかっていれば良いですが、そうでなければ探すのが大変です。とりあえず一通り目を通すのが良いのですが、付録もいっぱいついていて読破するのに相当な時間と労力がかかります。全部覚えるのはほぼ不可能で、私も断念しました。とはいえ、プリントアウトしたものをいつも持ち歩き、ビアパブに行くのもなんだかなぁと思うのです。

世の中には同じような悩みを持っている人がたくさんいるのでしょう、itunesにBJCP2015年版のアプリがありました!動作も軽くて使いやすい。アプリ内検索もできるので、正確なカテゴリー名や用語でなくても結構使えます。日本語版は無いのですが、入れておくととっても便利です。クラフトビール系アプリとして本当にオススメ!私も愛用のiphoneに入れています。

twitterで新しい情報を頂きました!!こちらの「Beer Styles – BJCP 2015 & 2008 Style Guidelines for beer, cider & mead」だと2008年版、2015年版の両方が一つのアプリで参照可能です。比較するにはとても良いと思います。ただ、上位カテゴリーを選択してからサブカテゴリーに移行する仕様です。A、B、C、Dが付いている下位カテゴリーはサブカテゴリーと呼ばれますが、そのサブカテゴリーに一発で行けません。たとえばwhite IPAなどはIPAから入ることになりますね。早速ダウンロードしてみましたので、しばらく使ってみます!教えて頂き、ありがとうございます。(2016/2/14追記)

BJCPの考え方や使い方についてはまた別の機会に。2008年版、2015年版の比較もしておかないと意味が無いですし、付録にも相当大事な概念が含まれていますので折を見て書いていこうと思います。

2017/8/10追記
つい先日Ratebeerからモバイルアプリが発表されました。コメント数や銘柄の網羅性という意味では入れておくと非常に優秀だと思います。私も早速入れて使っていますが、スペックなどを調べる際には本当に便利です。ただ、一点だけ残念なのはブラウザ版と違ってoverallのスコアが表示されないということ。styleのスコアは出てくるのですが・・・上記リンク先にiphone、androidそれぞれのダウンロード先リンクもありますので、是非活用して下さい。