醸造所立ち上げプランの雛形について 2020.1.16追記あり
大変興味深いものを見つけたのでご紹介します。
ここ数年、新たに製造免許を取得する事例が増え、ブルーパブの形態のお店も全国に随分出来ました。現在醸造所建設予定の企業も将来醸造所立ち上げをお考えの方も多数いらっしゃるでしょう。そんな方に是非お目通し頂きたいのがこれ。アメリカのLive oak bankという創業支援をしている金融機関のレポートです。醸造所立ち上げプランの雛形とでも言えば良いでしょうか。端的にまとまっていて非常に良いと思います。個別の事象や詳細については言及していませんが、大きな流れをこれでつかめるのではないでしょうか。
CRAFTING AN EFFECTIVE BUSINESS PLAN FOR YOUR BREWERY
創業支援の金融機関が出しているのですからこういうポイントをまとめると事業計画として精度の高いものになるし、融資もスムーズに進むのでしょう。確かに醸造所を運営していく為に大事なことばかりです。
幾つもの項目がありますが、個人的には以下の部分がどのように書かれるのかについてとても興味があります。
Mission Statement – Outline your business philosophy and rationale for building or expanding your brewery. Define your goals and where you expect to be in five or ten years.
夢と理想を論理的に記述してください、ということですね。
醸造所およびそこで生み出されるビールの社会的役割が何なのか?品質が高く、美味しいことが一定以上担保されたら必然的にこういう話になると思うのです。醸造所にはビールの向こう側の世界についてもっともっと語って頂きたいし、そういう話をきっと飲み手も求めていると思います。
こういう時代だからこそ、夢を語りたいし、夢の話も聞きたいなぁ。美味しいビール片手に。
2020.1.16追記
2ndkitchenというフードデリバリーサービスから醸造所開業にあたってのビジネスプラン策定テンプレートが出ています。英語ですが、参考になる点が多いと思うので開業志望の方は是非お目通しください。