それなりに必要ですよね、普通に考えて

酒造免許の要件をご存知でしょうか?いくつも大事なポイントがありますが、先日書いたブームだからこその危機感という投稿を読んでから是非こちらを読んで下さい。それと絡めて書きたいと思います。

酒 類 製 造 免 許 申 請 書というものが国税庁のHPに公開されていて、ダウンロード出来ます。これに沿って必要書類を用意して申請をします。まずそちらをご確認ください。その中の一つに今回取り上げたい部分があります。

酒類の製造について必要な技 術的能力を備えていることを 記載した書類
例えば、製造技術責任者の履歴書、実技研修等の受講事績を証する書類など、客観的事実 を明確にするものが添付されているか

これはどう解釈すれば良いのか?先日税務署の酒税担当官と野暮用で会った際にそれとなくこの件について尋ねたところ、普通は「既存のお酒メーカーでちゃんと酒造に携わっていて、お酒を作る能力・ノウハウ・経験を持っていること」だそうです。「厳密に何年以上の経験がないといけないということはないけれども・・・まぁ、それなりに必要ですよね、普通に考えて」とも仰っていました。

「それなりに必要ですよね、普通に考えて」

こういう審査を通ったはずなのに、「え??それ、大丈夫??」と聞きたくなるようなビールが出回るのはなぜだろう?私は構造的な問題も少なからずあると思っています。

ここから先はまた改めて。