家飲み品質向上計画③ ウォータースポット紆余曲折編

ビールに使うグラスは洗ったら自然乾燥させた方が良い

こんなことを聞いたことはないでしょうか?理由として「拭く時に使う布に付着している油分や繊維のケバケバがグラスに付くとビールを注いだ時の泡立ちやおいしさを妨げる原因になってしまうから」などと説明されることが多いかと思います。油分やケバケバについては確かにそうです。その通り。

しかし、一点だけ私にはどうしても許せないことがあるのです。

ウォータースポット。水垢です。

日本の水道水は化学薬品による滅菌処理がしてあって、塩素などの成分が含まれています。水分が乾燥してなくなるとどうしても微量な成分が残ってしまいます。これがウォータースポットです。光にかざずとも、私はどうしても気になってしまうのです。ウロコ模様というか、まだら模様というか、どうしても許せない。自然乾燥出来る環境の方、ウォータースポットなんて気にしないという方は今日はここでおしまいです。ここから「CRAFTDRINKS VS ウォータースポット戦争」が始まります。

対策①浄水器を取り付ける
ホームセンターで買える、蛇口につけるタイプを試しましたが、若干少なくなった程度でウォータースポットがゼロになることはありませんでした。以前勤めていたお店で高級据え置きタイプも使ったことがありますが、こちらもゼロにはならず。(右の高い方を使っていました。)お料理などには本当に良いと思うのですが・・・

対策②純水を手に入れる
薬局に行くと、純水や蒸留水を購入することは出来ます。しかし、容量が小さくて洗い物には使えません。かといって、20Lボックスもありますが、工業用です。使用は自己責任で、ということになります。その当時は無かったと記憶しているのですが、今は2Lのペットボトルでも買えるので、これならいいかもしれません。洗い物にそこまで手間やお金をかけるべきか?という疑問は残りますが。

対策③アレ
泣く子も黙る、ウィンターハルター。ドイツの職人魂が作らせた、最強食器洗浄機。水をきれいにする機能がもともと付いていて、化学物質が含まれていない水で洗浄できます。当然、ウォータースポット無し。一度使わせて頂いたことがあるのですが、「わー、すごい。すてき!」とときめいてしまいました。本当にピカピカ。
とはいえ、一般家庭には販売していません。完全業務用です。ビルトインが多いので、そもそもキッチンの設計段階で計画しておかないと不可能です。厨房機器店には中古がたまに出回るそうですが、とりあえず30万円くらいはします。無理です・・・

・・・紆余曲折あって「CRAFTDRINKS VS ウォータースポット戦争」はこちらの完敗で終わり、ウォータースポット対策として「洗ったら拭くけれど、ケバケバをつけないようにする」作戦に切り替えました。次は勝ちます!

つづく。