甘くて美味しいものを試してみませんか?

クラフトビールファンのみなさま、甘くて美味しいものを試してみませんか?フレッシュでドライなものも美味しいのですが、対極にあるものを意識すると更に面白くなると思うのです。

クラフトビールの世界では「フレッシュでドライ」なものが流行しています。飲み込んだ時にベタベタした甘さが残らないこと、糖分を残さないようきちんと発酵させきることを重要視する風潮があるように思われます。フィニッシュのキレの良さを高く評価し、飲んだ時に余韻が短くすっと消える方向です。「このビールはキレててイイねぇ」なんて結構聞くようになりました。

それも一つの考え方だと思います。もちろん私もそういうものも好きです。でも、みなさんスイーツ好きですよね?甘いものが美味しいのです。お菓子だけではなく、お酒にも甘くて美味しいものはたくさんあります。「フレッシュでドライ」は対極にある「熟成していて甘くて旨い」を意識することによって滅法面白くなると経験上と思うのです。

クラフトビールは本当にクロスオーバーな存在です。樽で寝かせたり、ぶどう果汁を使ったり、他のお酒との境目がどんどん無くなってきています。ビールだけではなく、色々なジャンルのものを試すことで見えてくることもあると思います。

LSD

ということで、CRAFT DRINKS、本格始動。
1月24日に東京・溜池山王のsansa様と一緒にこんなイベントを行います。名付けて”LSD”。Longlasting Sweet Digestif、つまり「余韻が長くて甘い食後酒」のこと。「熟成していて甘くて旨いということ」を本当に美味しいリキュールを通して考えてみるという試みです

たとえば今回こんなものも試してみようと思います。アイルランドのウイスキーをベースにしたコーヒーリキュール「アイリッシュベルヴェット」の30年ほど前のものです。ベースにはタラモアデューが使用されていますが、時代も良かったのかこれがまた旨い。そして、ちゃんと豆のニュアンス、ナッティーなコクが余韻に長く感じられます。正に別格です。ちゃんと美味しい甘いお酒を楽しんでください。普段のお酒の立ち位置ががらっと変わって見えると思います。百聞は一見にしかず。

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