ギネスがヴィーガン対応??

Guinness brewery is going veganという記事を見つけました。なんと、ギネスが作り方を少し変えて、ヴィーガンの人でも飲めるものにするそうです。

最近、マクロビオティックとかオーガニックなどの言葉を雑誌やwebでよく見るようになりました。健康志向は根強く、その中でもヴィーガンの人たちはものすごくストイックに食べ物、飲み物のことを考えています。

彼らは植物性のものを食べ、その他のものは一切摂りません。お肉は絶対食べないし、牛乳やチーズも食べません。聞いたところによると、人によってはミツバチが媒介しているので蜂蜜も避けるとか。ヴィーガンの人たちの中にもダイエットや健康目的の人もいます。動物の殺生に否定的なスタンスから始まっている人もいて、その考え方は様々だそうです。お時間あればこちらをご覧になってください。

さて、ヴィーガンの人たちはとてもストイックなのでお酒は飲まないと勝手に思っていたのですが、条件を考えれば確かに飲めるものはあるわけで。勝手なイメージを持つのは良くないと反省しました。見識が狭くてすみません・・・

ビールは麦芽、ホップ、酵母、水で出来ていますから、ヴィーガンの人でも飲めそうな気がします。ビールの原料は植物性のものばかりで問題なさそうですが、製造過程で使うものに問題が・・・今回ポイントになるのはここです。

ビール造りの過程において、アイシングラス(英語でisinglass。魚の浮き袋から作られるゼラチン。)がビールの濁りを除去する清澄材として使用されることがあります。ギネスにはアイシングラスが使われていたので、ヴィーガンの人たちは飲めませんでした。その点を克服しようと、今回ギネスは製造方法を変更し、アイシングラスを使わないようにするとのこと。2016年にフィルター処理プラントを建てて稼働させるそうです。

私はヴィーガンではないので全く関係ないのですが、アイシングラスではなくフィルター処理に変更されたギネスは今までと同じなのでしょうか?それとも、若干変わるのでしょうか?その部分にはとても興味があります。
それともう一つ。ギネスは世界中で販売されている超有名銘柄ですし、ものすごい量が日々売れていると思います。ヴィーガン対応することで販売量がグッと増えるとは想像しにくいのです。では、なぜわざわざこんなことをするのか?アイシングラスをやめることは「ヴィーガンに対応したというイメージアップ」になるだけでなく、「中長期的に見て、毎回アイシングラスを使用するよりフィルターで処理する方が効率的もしくは安いと判断した」のではないかと考えます。穿った見方かもしれません。でも、あまり的外れでもないように思うのですが、どうでしょうか?