安彦良和とテクネー、クラフトビールの議論に足りない気がするものについて

先日のことです。以前録画しておいたNHKの漫勉neo、安彦良和の回を昼休みに改めて観ていました。いやぁ、何度見ても素晴らしい。毎度この番組は良いのだけれど、この回はやはり白眉。漫画素人の私にはその凄さを言葉に出来ないので…

醸造を科学するBrewmonitor System(ブルーモニターシステム)

ちょっとご縁があってビール醸造に関する新しいサービスを紹介して頂きました。その名もBrewMonitor System(ブルーモニターシステム)。Precision Fermentation社による世界初のリアルタイム発…

CRAFT DRINKS的Beer Of The Year 2020

結論から言うと、無い。 無いということにする、というのが正しい表現になるだろうか。身も蓋もない話になってしまうのですが、あれこれ考えた上でこうするのが妥当なのだろうという結論になりました。 美味しいビールはたくさん飲んだ…

ペアリングを拒否するビールの話

突然ですが、質問です。ビールを飲む時に食べ合わせは意識しますか? 一人の飲み手として私は基本的に考えません。お酒それ自体の絶対値を考えることが多く、食べ合わせた時のことはそれほど主眼にないのです。もちろん味わいから想起さ…

「完コピ」しきっても残ってしまうもの

昨年のことですが、印象的な一杯に出逢いました。この面白さは、例えるなら「森村泰昌」のセルフポートレイトようで。もしあなたが彼の作品を観て色々と思うところがあったのならば探してみて頂きたい。そして、一度飲んで感じて頂きたい…

実験!グラスでビールの印象はどれだけ変わるのか?

CRAFT DRINKSではビールを中心に扱っていますが、クラフトビールはクロスオーバーなのでジャンル問わず色々と飲むようにしています。ワイン、酒精強化ワイン、シードル、ウイスキー、ブランデー、リキュールなどなど。美味し…

凄腕集団「ペンタグラム」で考えたお酒のデザインとコミュニケーションの話

先日のことです。色々な職業の方が集まるオンライン飲み会に誘って頂きました。ビール飲みながら参加者の1人であるプロのデザイナーさんと話をしていたら、ふと「Pentagram(ペンタグラム)が本当に好きなんですよ」と仰ったの…

オレゴンのブルワリーで働く立花薫に聞いた、醸造学科のリアル

2月27日にオレゴンのブルワリーで働く日本人、立花薫と題して現役でアメリカンクラフトビールシーンで働いている方のことをご紹介しました。多くの方に読んで頂き、非常に嬉しいです。 彼のことを改めて紹介しておきましょう。 立花…

カクテルもタップから注ぐ時代になるのだろうか?

カクテルもタップから注ぐ時代になるのだろうか?そんなことを夢想していたこともありますが、もうそれは現実になっています。 ケグ詰めカクテルが徐々に存在感を強めていて、色々な動きが出てきています。まだ名称が定まっていないよう…