CRAFT DRINKSがワンウェイケグを激しく推す3つの理由

先日お伝えした通り、今日からUnikeg(ユニケグ)が発売となりましたが、CRAFT DRINKSはワンウェイケグを激しく推しています。キーケグやその姉妹品であるユニケグをを日本でご紹介しているのもその一つです。理由は幾つもありますが、今回の文章ではユニケグを例に理由を3つ挙げ、そこから拓けてくる未来について綴っていこうと思います。ちなみに、ユニケグを例に挙げるのはCRAFT DRINKSが扱っているからではなくて、日本で手に入るワンウェイケグの中で能力も高く最安値だからです。(当社調べ)

まず最初に何故これを書こうと思ったのかを述べておきたいと思います。CRAFT DRINKSではブルワリーの新規開業に関する相談を受けることも多いのですが、そこでの経験が元になっています。事業計画や作業プロセスなどをお伺いすると、どうにもこうにも長時間頑張って肉体労働することを前提に仕事が組まれているのです。「外販の営業はどうなさるのですか?」と伺うと「スタッフは雇えないので、自分で何とかします」と大抵おっしゃいます。いやぁ、それは無茶だと思うのです。「品質は担保された上で同じ結果が生まれるのであれば工数や時間が少ない方が効率が良い」というのはどなたも納得して頂けるでしょう。しかし、それを真っ当に実行した時日本人という民族は「ズルして手を抜いた」と思うようにプログラムされているのではないか?と最近つとに思うのです。ラクして早いが一番良い。

評論家の落合陽一氏曰く「日本人は4倍働いて、16倍成果を出して、2倍稼ぐ人が好き」なのだそうです。自分の周りを見回して思い当たることも多々ありますが、本来これではいけません。付加価値を上げるだけでなく、働く時間や量は減らす方向に技術を使っていかないと。手間を掛けずに済むように仕組みを整え、その結果生まれた余剰は次のステージへと再投資していくべきなのです。労働時間や労働量を純増させるよりも削減して同じ結果を出す方が持続性がありますから、その方法の一つとしてまずはワンウェイケグを使って頂きたいとCRAFT DRINKSでは考えています。クラフトブルワリーの皆様、ワンウェイケグ使ってまずは労務コストを下げ、インプットやブランディング、そしてリフレッシュする時間を新たに生み出してください。

それでは、本題に入りましょう。以下にユニケグをを激しく推す具体的な理由を挙げていきます。

1 ブルーイング作業の工数削減につながる

ユニケグを導入することで以下の作業が不要になります。

ケグの洗浄作業
ケグの予備ガスパージ作業
ケグの管理作業

多くのブルワリーではケグ充填を予定している日の前日にケグの洗浄をすると思います。洗浄機の前にスタッフが張り付いて何個も何個も洗います。薬品洗浄をして熱いお湯でリンスし、機械から外して積み上げる。これを最低でも数時間は行うのです。なかなか大変な作業です。洗ったケグは熱々なので一晩放置して熱を下げないと充填出来ません。ですから、前日までにやっておく必要があるのです。ケグには内圧がかかっていませんので翌日充填前にガスを入れる作業も行います。こうして2日がかりでやっと充填できるようになるのです。充填後保管し、発注があれば出荷するわけですが、どこに何本出荷したか記録しておかないとケグが行方不明になります。充填スケジュールに合わせてケグの在庫本数も確認しなくてはなりませんが、足りなければ早く返送して頂けるよう督促もせざるを得ない。ケグ詰めビールを作るには直接的な利益を産まない作業がかなり含まれているとCRAFT DRINKSは考えます。

しかし、ユニケグであれば蓋をはずしてそのまま充填可能です。先日ご紹介した通り、納品時にすでに滅菌されていて大体17psiの圧力がかかっています。1.2barほど事前に窒素によって圧がかかっていますから、洗浄もガスパージも不要。ガスを少し抜き平衡ガス圧に合わせて充填するだけです。出荷しても返却の必要がありませんからケグを個別に管理する必要が全くありません。いわゆる棚卸しだけでOKです。

この「ブルーイング作業の工数削減」という視点で考えると、洗浄にかかる機材、薬品などの消耗品、そのオペレーションにかかる人件費や所要時間、管理や督促にかかる手間が一切削無くなります。画期的ではないでしょうか。

2 飲食店の返却作業コストが削減される

ビアパブはケグ詰めビールを仕入れてお店で提供するわけですが、使い終わったケグは返却しなくてはなりません。返却費用は基本的に飲食店が負担するのが通例で、昨今の配送費の高騰を受けてケグ1本返すのに1,000円以上かかるのも当たり前になってきました。返送費も高いですが、伝票を個別に書いたりもしなくてはなりませんし返送費の小口現金も用意しなくてはなりません。集荷が来るまではお店にいなくてはなりませんからおちおち買い出しにも行けないのです。地味に手間も時間も結構かかります。

その点ユニケグであれば使用後ガスを抜いて潰して捨てるだけ。1本2分あれば終わるでしょう。新たに生まれる作業は非常に少ないですし、いつ潰して捨てることも出来ますから強制的に拘束される時間がないというのも良い点です。

3 20L送るならステンレスよりもユニケグの方がお得かも!?

この点に触れるのは初めてかもしれませんが、非常に大事なことなので皆様ご承知おきくださいませ。BtoB向け業務用パッケージなのでユニケグの本体価格を具体的にここで記すことは控えますが、10Lステンレスケグ2本と20Lユニケグを比較すると条件によっては後者の方が安いのです。ブルワリーごとに契約している配送会社や条件は異なると思いますので、「10L2本のクー配送費と常温での返送費の合計」と「20Lユニケグの容器代と片道のクール便配送費」を是非試算してみてください。CRAFT DRINKSの試算だとかなりの地域でユニケグの方がお得です。

まとめてみましょう。
ユニケグを使うと①充填に関する業務コストがぐっと下がり、②飲食店では返送の手間が無くなり、③条件によってはステンレスよりも総コストが下がります。サンキーSカプラー対応なのでブルワリー、飲食店のどちらも新しい機材を購入する必要はないでしょう。初期導入費用もほぼゼロと考えて良いと思います。

ユニケグにご興味のあるブルワリーの皆様、価格等の情報は右サイドバーのお問い合わせフォームからご連絡くださいませ。私どもから折り返しご連絡差し上げます。ご検討のほどよろしくお願い致します。