醸造所はSNSを活用しよう、という話 3
一昨日からの続きです。まだ読んでいらっしゃらない方がおられましたら、以下のリンク先をお目通しくださいませ。これまでの内容を踏まえて進めて参ります。
醸造所はSNSを活用しよう、という話 1
醸造所はSNSを活用しよう、という話 2
SNSは基本的に無料で利用でき、やらない手はありません。しかし、やみくもにやれば良いというわけでもなく、各SNSの特性に合わせた運用が大事だということを見てきました。今日はinstagram(インスタグラム)についてです。
USING SOCIAL MEDIA TO BENEFIT YOUR BREWERYというBAの記事のinstagramに関する部分を引用してみます。
Instagram is the perfect venue to visually show off your brand and tell your story. Facebook owns Instagram and recently instituted an algorithm, which means people who follow you are no longer seeing your posts in chronological order–or your posts may not be surfacing as much as they used to.
インスタグラムは視覚的にブランドを披露し、ストーリーを伝えるのには完璧なものです。facebook社がインスタグラムを所有していて、そのアルゴリズムによって投稿が時系列通りに見てもらえなくなっています。
一瞬でその世界観を伝えることが出来る画像中心のSNSは非常に有用だと思います。とはいえ、繋がりの強い人のものがよく出てくる仕組みになっている点には注意、ということですね。
文章で伝える作業が今後無くなるとは思いませんが、視覚表現の方が時間もかからず瞬間的にイメージが伝わります。時間の無い現代人にとっては良い方法でしょう。
私が「あぁ、上手だなぁ」と思うinstagramの一つがアメリカのdogfish head。プロの仕事なのだろうなぁと思わせる、とてもきれいな写真ばかり。そこはかとなく醸造所の世界観が滲み出てきていますね。
更に上手に使うには「ハッシュタグ」と「リポスト」を勧めています。
インスタグラムでは「#XXXX」と検索すると、そのタグが付いたものが出て来ます。上手に使えばハッシュタグを通じて多くの人に見てもらえる可能性がぐっと上がります。実際私もインスタグラムを見た方から色々なご連絡を頂くことがあり、やって損はないと思います。
ハッシュタグについては「#craftbeer」も良いけれど、例えば「#beerporn」や「#beernerd」というタグは非常に面白いです。アカウントをお持ちの方は是非検索してご覧になってください。世界中のクラフトビールファン達の写真が出てきて、眺めているだけでも楽しい。撮影の参考にもなるかもしれませんね。私は海外のものに触れることが多くて敢えて英語のハッシュタグを使うことが多いのですが、日本語のハッシュタグを使用した方が日本の方に見てもらいやすいと思います。人気の投稿についている日本語のものを参考にするのも一つの手でしょう。継続的に投稿して反応をみながら、ブラッシュアップしていくのが良いと思います。
さて、次です。リポストはtwitterのリツイートやfacebookのシェアと同じく、投稿された写真を再投稿するもの。飲み手がアップしたものを再投稿する形をBAは例に挙げ、それによってアップした人との繋がりが強まると言っています。アプリケーションがあるので気になる方はダウンロードしてみて下さい。
Repost for Instagram for IOS
Repost for Instagram for Android
ちなみに、「@xxxx」とつけるとxxxxさんというアカウントと紐づくので、有効です。コメントの御返事にも活用できます。
CRAFT DRINKSでもインスタグラムを使っています。宜しければご覧になって下さい。日々の勉強を記録しています。可愛らしかったので、今日はdogfish headの王冠と曲げずに開けられる手作り栓抜きを撮りました。→@craft_drinks
続く。