醸造所はSNSを活用しよう、という話 2

Jan 9, 2017

前回からの続きです。まだ読んでいらっしゃらない方がおられましたら、こちらからどうぞ。前回の内容を前提に進めて参ります。

SNSは基本的に無料で利用でき、やらない手はありません。しかし、やみくもにやれば良いというわけでもなく、各SNSの特性に合わせた運用が大事だということを前回見ました。本日から各論に入っていきます。

USING SOCIAL MEDIA TO BENEFIT YOUR BREWERYというBAの記事ではまずfacebookに触れています。当該部分を引用し、ざっくりと訳をつけてみます。

Facebook
Facebook uses an algorithm based on thousands of factors, both man-made and computer generated, to decide who gets to see your posts. It’s important to realize that people who follow your page only see 1 out of 10 (sometimes fewer) of your posts; but the more engaged that individual is with your page, the more posts they’ll see.
アルゴリズムによってfacebookは誰に投稿を見せるのかを判断します。御社のページをフォローしている人は投稿の10%もしくはそれ以下しか見てくれません。個人とページがより強く結びつくけば、より多く投稿を読んでもらえます。

エッジランクや「いいね!」をしている人の属性だとか、投稿回数や時間帯など様々な要素があると思いますが、思いの外低い数字です。なかなか読まれないようですね・・・繋がりをより強くしていくことを重視して中身のあるコンテンツを投稿するのが大事なのでしょう。

本文ではWhat you can do to grow(伸ばす為に出来ること)とAlso good to know(知っておくと良いこと)が続きます。引用すると長くなるので、箇条書きにまとめてみます。

  • 動画が文章よりも読まれる。(但し、直接アップロード推奨)
    一般消費者が見られない風景を動画にすると良い。
    新商品などの最初の発表の場にすると良い。
    ストーリーを語るのが良い。
    動画を作るのが大変な場合は投稿をシェアすると良い。
    facebookではハッシュタグは強力ではなく、投稿は少し時間を置いて読まれることが多いので情報の即時性は少ない方が良い。

なるほど。では、具体的にはどういうことなのでしょうか?私がそうだと考える例を挙げてみます。つい先日の投稿ですが、「あぁ、こういうことか」と思ったのでご紹介します。ベルギーのランビックブレンダーであるアウドベールセルの公式アカウントのスクリーンショットです。

限定品のbzart発売が間近であることを伝えています。説明が端的で宜しい。長いと「もっと見る」をクリックしなくてはいけませんからね。次に動画だけ抜き出してみます。なかなか見ることの出来ない瓶詰め作業風景を撮っています。(bzartについては以前こちらで少し書きましたので、御覧ください。)

facebook運用が上手な醸造所はたとえばこんな感じで投稿していると思います。他にも季節になったら副原料に使う柑橘類の皮むき作業を動画に収めるのも良いと思いますし、モルトの残り滓を掻き出す作業なんかもなかなか直接見る機会がないのでビールファンとしては嬉しいです。それにしても、あれだけ泡が吹いてこぼれていたら液量が揃うはずないですよね(笑)

もっと長いバージョンもあります。動瓶作業はあんな風にやるのですね、ちょっとビックリ。

とにもかくにも知ってもらうことが大事ですね。どこの誰が何をしているのか、地道にコツコツアピールしていくが重要。一発逆転ホームランなんて無いのです。丁寧な語りかけが積み重り、いつしかそれがストーリーに昇華していくように思うのです。

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