デュベル、ボスティールス醸造所を買収か?

Sep 6, 2016

ベルギービールファンの皆様、一大ニュースです。こんなニュースが出ました。

ベルギーのメッヘレンのニュースサイトによると、デュベル社がボスティールス醸造所の買収に興味を示しているそうです。デュベル側ははっきりとしたことは今のところ言っていませんが、否定もしていないとのこと。

世界にはとてつもなく大きなビール会社があります。こちらのリンク先に分かりやすいインフォグラフィックがあるので、見てみて下さい。これらの会社で世界のビールシェア50%を占めると言われています。大手の都合に振り回されるミーンタイム、合併に際して売却予定ブランドに挙がるという投稿で書いた通り、特に「インベヴとミラーの合併」で30%を占める大きさの超巨大ビール会社が近々生まれようとしています。

独占禁止法に抵触すると言われていましたが、それも少しずつクリアされてきています。以下の投稿を参照して下さい。

南アフリカ政府はインベヴ・SABミラー合併に前向きだ!!
買収やら承認やらでbig beerが忙しない

遠くない将来、インベヴミラーという正に化け物級のビール会社が誕生するでしょう。その時、どうなるのか?そんなことを考えさせられます。

事実、幾つかの動きが見られます。2つ例に挙げておきましょう。

アサヒ、有名海外ブランド買収で基本合意
バヴァリア、ベルギーのパームを買収

前者は独占禁止法に抵触する恐れから手放したブランドを購入して自社ポートフォリオを強化した例と見て良いと思います。この流れはアメリカ国内ブランドについても今後出てくるでしょう。また、後者は世界的巨大企業に買収されないように国内トップ会社が他国のトップブランドを買収して規模拡大を狙っているものではないかと考えます。防衛的連携・連合、といった感じでしょうか。

こういう流れで見てみると、デュベルがボスティールス買収を検討していることは何も不思議ではありません。ビールは世界で一番消費されているアルコール飲料で、そのビジネスモデルは比較的低価格販売のボリューム訴求型です。その製造も労働集約的であり、設備の増強によって効率化・最適化していくものでもあります。量は力、という世界。世界市場で展開する一定以上の規模の会社にとっては今正に戦争が起きていると言って良いと思います。

CRAFT DRINKSとしてはリベートばら撒き作戦のような、品質やおいしさとは全く関係ない争いは無くなって欲しいと切に願います。では、どうするのか?・・・その答えはまだ自分の中にも見つかっていません。もがいてもがいて、考え抜くしかないのでしょう。

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