買収やら承認やらでbig beerが忙しない

Jul 21, 2016

わーっと一杯情報が出て、すごいことになっています。今日は急遽内容を差し替えて新着情報を。

BREWERS ASSOCIATION STATEMENT ON APPROVAL OF AB INBEV ACQUISITION OF SABMILLERという記事がブルワーズアソシエーションから出ました。タイトルを訳せば、「インベヴのサブミラー買収承認に関するブルワーズアソシエーションからの声明」とでもなるでしょうか。「フェアな競争を望みます」と言っているのですが、これはどういうことかというとこういう発表を受けてのものです。

引用は長くなるのでやめておきますが、発表の要点をかいつまんで言うと、こういうこと。

①インベヴのサブミラー買収は承認
②但し、条件付き
③その条件の一つは「ミラーの銘柄をモルソン・クアーズに譲ること」(独禁法への抵触だと思われます)
④次の条件は「ライバル商品を蹴落とすために問屋・酒販店に販売奨励金を出すようなことはしないこと」(詳しくはインベヴ、リベートばら撒き作戦に・・・を御覧ください。)

アメリカでも買収・合併が本格化し、リンク先にあるようにインベヴ側は今年度中に決着したい考えだそうです。南アフリカ政府はインベヴ・SABミラー合併に前向きだ!!でもご紹介した通り、他国でもこの話は進んでいます。本当にスーパーメガブルワーが近々に生まれそうな予感なのです。この件でマーケットがどう動くか、そしてどういう環境になるかは注視していきたいと思います。

もちろん競合他社も黙っていません。ミラークアーズが亀さんマークでお馴染みのテラピンを買収すると発表しました。こういう話はこれからどんどん出てくるでしょう。

グースアイランドも日本で展開し始めましたし、恐らく来年あたりからミーンタイムも日本上陸ではないかと思います。グロールシュ、ペローニもあります。まあ、大手傘下のオーストラリアのクラフトビールがどどーんと来る可能性も高いです。来年から「クラフト戦争」がコンビニ、スーパーの棚で本格的に行われるのではないかと予想します。

選択肢が増えることは悪いことではありません。しかし、「クラフト」という言葉の哲学や思想、アイデンティティみたいなものが薄まりつつあるような気がしないでもないのです。うまく言えないのですが、そんな思いがふとよぎります。飲み手である私たちが今一度「クラフトビールってなんだろう?」ということを考えてみても良い時期かもしれません。

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