トップランナーが直に語ること

Jun 21, 2016

以前、ビール職人になるにはどうしたらいいの?という投稿をしました。クラフトビールが産業として少しずつ大きくなるにつれて、原材料だけでなく人材も絶対に必要になってきます。その時どうしたら良いのか?そんな疑問から海外の事例を調べてみたことがありました。

ABGの出稽古プログラムというのもその一つで、とても良い試みだと思います。一定の期間現場に入って様々な作業を実際に見て体験出来ることは素晴らしい。地味な取り組みなのかもしれませんが、長い目で見た時にこういうことが土台を強くすることに繋がるのではないかと考えています。

また、ビール醸造で学位、そしてその意味という投稿ではクラフトビールシーンの持続的発展に寄与する人材育成に関する大学の話も書きました。実学としての発酵学の学位はシーンに即戦力を供給するものでしょう。こういうことは大事だなぁと感心しきりなのです。

さて、3年前のものですが、こういうことがありました。シーンの最前線を爆走するトップランナーによるトークイベントの模様です。登壇者を以下に挙げますが、すごく豪華なパネラー陣ですね。
Stone Brewing founder Greg Koch
Lost Abbey brewer Tomme Arthur
Ballast Point brewer and co-founder Yuseff Cherney
the founder of White Labs Inc. Pure Yeast and Fermentation, Chris White

実はこれ、就職セミナーの一環で行われたものです。業界トップの人たちが就職セミナーを開催し、ビール醸造の現実とその先にある夢を語ってくれるなんて素晴らしい。誠実に語らなくてはいけないのですよね、次の世代に向かって。その姿は素直に素敵だなぁと思います。

ふと思うのです。
日本でビール醸造に関する免許の規制緩和があってから20年以上が経ちましたが、その当時から現場で醸造してきたベテランの方々も当然その分歳を重ねています。非常に負荷の高い肉体労働でもあるビール醸造を生涯続けるのはなかなか厳しいのではないかと思います。となれば、醸造所に就職するにしろ、新規開業するにしろ、どんどん若手が参入してくることが今後10年、20年と継続していくことにきっと繋がるはずです。そういう流れを作らなくてはいけないような気がします。

まずは心の底からビールが好きな人がもっと増えて欲しい。そして、その中から本気で作りたい人がどんどん出てくるようになるともっとシーンは面白くなるはずです。CRAFTDRINKSは「品質」と「文脈」を語ることで少しでもそのお手伝いが出来たら、と思っています。

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