ビール祭りのスケジュールを被らないようにするには

発表があったのを見た方も多いと思いますが、けやきひろば春のビール祭りが5月22〜26日に開催されます。ビール祭りシーズン到来だなぁ。(けやきひろばのことは私の書いたインタビュー本に収録されているので是非お読み下さい)

そう思っていたら、大江戸ビール祭りも全く同じスケジュール…そして、ミッケラーのKeep Pouring Nipponも土日2日開催で丸かぶり。もしかしたら他のものと更に被っているかもしれない。

 

この投稿をInstagramで見る

 

Mikkeller Tokyo(@mikkellertokyo)がシェアした投稿

行きたいのは山々だけれども、体も肝臓も一個しかないのです。どうすりゃいいのよ…ビールファンとしては非常に困ってしまいます。

私が思うに、イベント主催者およびブルワリーの横の繋がりが無い、もしくは弱いのではないだろうか。

スケジュールが被ってしまうとイベント同士で来場者の取り合い、出店者の取り合いになってカニバってしまう。個別の最適化が全体の最適化を妨げることに繋がってしまうわけです。繋がりが強く、かなり前から開催スケジュールが共有されていれば、被る場合に開催日程をずらすという判断が出来ます。恐らくこういった共有はなされておらず、押さえた会場のスケジュールが優先されているのではないか。どういう立場の方、団体が相応しいのかはさておき、こういう催事の年間スケジュールを押さえて広く共有し、イベンターとブルワリーの間を取り持って諸々の準備をサポートする機関が必要ではないかと思うに至ります。

先にオファーを出し、出店を決めたブルワリーがあるとします。そのブルワリーはその期間よほど人手に余裕がない限り他の催事には出られません。「オファーを頂いて大変恐縮なのですが、もうその日程では他の催事に出店するのが決まっていて…すみません」となる。となると、オファーの遅かったイベントには必然的にそれ以外のブルワリーが出ることになります。その時、イベンターは「うわ、まだ全然ブースが埋まらない。どうしよう…」と考え、手当たり次第オファーを出すことでしょう。素敵なビールイベントを開催すると言うよりも、とにかくブースを埋めることが最優先事項になってしまうのではないかと予想するのです。あまり考えたくないことですが、下手でも、不味くても、出てくれるだけでOKということになってしまうかもしれない。仮にこの予想が合っているならば、良いことだとは私には思えません。そうでないことを強く願います。

…と、まぁ、ぼやいてみたものの、どうせ都合つけて色々行くんですけどね(笑)