これからのビアパブにはあった方が良いと思っているもの

ビールは世界で一番消費されているお酒の1つで、カジュアルだからこそ非常に人気があります。ビアパブという場所は多種多様な人が集まる場所でもありますから、そこが快適であると更に嬉しい。美味しいビールがあるだけでなく、もう一歩先のサービスがあると良いのではないかと外国に飲みに行ったりしながら思うようになりました。2020年には東京でオリンピックが開催されるわけですし、日本人のみならず外国の方に対応するというのも重要な視点ではないかと思うわけです。

そこで、自身の経験から必要だと思うものを具体的に6つ挙げたいと思います。

  • tripadvisor
    Yelp
    無料wi-fi
    各種SNSアカウント
    ペライチで良いので、英語版HP
    片言で良いので、英語が分かるスタッフ

tripadvisor(トリップアドバイザー)
トリップアドバイザーは世界最大の旅行サイトで、世界中の旅行者に使われています。書き込みの量が尋常ではありません。数多あるスポットの中から選ばれるにはまずはtripadvisorに情報を挙げておくべきだと思います。最近だとインバウンド需要向けにtripadvisorの運用をアシストしてくれる会社などもありますから、ぜひ一度調べて見て下さい。スマートフォン向けアプリも是非。

Yelp(イェルプ)
イェルプはアメリカ生まれのローカル情報サイトです。日本版もリリースされていますが、日本国内ではまだまだメジャーではないような気がします。とはいえ、イェルプが「世界最大のローカルビジネスの口コミサイト」であることは間違いないです。たとえば、”tokyo craftbeer bar yelp”とgoogleで検索すれば大量の情報が出てきます。口コミも豊富ですし、参考にしている旅行者は多いと思います。ここにお店の公式情報がちゃんとあるかないかは大きな違いを生むでしょう。住所さえあれば登録可能なので、やらない手はないと思います。Yelpにもスマートフォン向けアプリがありますので、ご利用ください。

無料wi-fi
もうとにかくこれがないと始まりませんね。スマートフォンユーザーは世界的にも爆発的に増えていて、どこに行くにも、何をするにもスマートフォンがネットに接続できないというのはとても不便です。鍵付きで良いので無料のwifiを是非お店にご用意ください。「ちょっとメールが読みたいな」とか「次の場所に行くルートをgoogle mapで調べなきゃ」など細々したこともwifiがあれば全て解決です。私自身wifiがないところよりあるところを選びますし、海外では特にその傾向が強いです。

各種SNSアカウント
各種としましたが、実際にはtwitter、instagram、facebookの3つは必要でしょう。住所や電話番号、問い合わせに対応できるダイレクトメッセージの送受信が出来ればとりあえずOKかと思います。クラフトビールに特化したuntappdでチェックイン出来るようにしておくのもギーク心をくすぐりますので、余裕があれば是非。ちなみに、untappdだと今つながっているタップリストも公開出来るのでとても便利です。

ペライチで良いので、英語版HP
HPを持っているお店が多いと思いますが、店名、住所、電話番号、一杯の価格などの基本的な情報だけで構いませんので英語版のページを一枚だけぜひ設置下さい。”English here”とアイコンか何かを置いて誘導すればOKだと思います。

片言で良いので、英語が分かるスタッフ
恐らく一番ハードルが高いのがこれですが、絶対に必要です。欧州の都会の街だとバイリンガル、トリリンガルくらいの人がたくさんいて、英語はとりあえず通じます。お店に行ってもメニュー片手に片言の英語で話せば何とかなるものです。流暢に話せる必要はなくて表現に多少間違いがあっても意図がお互い分かれば良いのですから。とにかく英語でコミュニケーションが取れるスタッフがいるだけで格段に違います。

さて、自身の経験から6つ挙げましたが、これらは「英語とスマートフォン」に全て集約されます。多少なりとも英語で読み書き出来て、会話できればクラフトビールという世界共通の楽しみを更に深化させることが出来ると思います。自分で海外に行く時そうなのですから、ここ日本でも来日した人にそういうサービスを提供していけば良いのではないかと思います。

最後にひとつだけ。
旅行者が更に増加すると予想されますし、クレジットカードはこれから絶対使えるようにしないとマズいと思います。まだ導入なさっていない店舗の方はたとえばcoineyやsquareなどモバイル端末決済サービスの導入をご検討くださいませ。