クラフトビールが輸出重点品目に? 2017.12.7追記あり

Nov 28, 2017

先日、NHKのニュースで興味深いものが出ました。これは業界全体に関わる大きな論点になると思いますので、ご紹介したいと思います。

食品輸出1兆円へ 和牛・米粉など重点品目に選定へ

日本からの農林水産物や食品の輸出額を再来年までに1兆円に引き上げる目標を達成するため、和牛や米粉など7つの品目が、重点的に力を入れる品目に選ばれる見通しになりました。
関係者によりますと、輸出増加に向けてことし4月に政府が設立したJFOODO=日本食品海外プロモーションセンターは、重点的に支援する対象として7つの品目を選定する方針を固めました。
具体的には、和牛、ハマチやホタテなどの水産物、米粉、緑茶、日本酒、日本ワイン、クラフトビールの7品目です。

国として推進する輸出重要産品になんとクラフトビールが入りそうです!これは非常に画期的なことですね!

この背景はこうだとCRAFT DRINKSは考えています。

  • 世界的なクラフトビールの流行
    今後の国内マーケットの伸長に黄色信号(※)

1点目は御存知の通り、世界的な人気で諸外国のブルワリーはガンガン輸出をして伸ばしています。たとえば、アメリカ。BAのデータでは日本向け輸出は2015〜2016のシーズンで22.6%増加。とんでもない伸び方です。(ちなみに、先日私どもも参加したAmerican Craft Beer ExperienceもBAのExport Programという輸出推進企画の一環です。)輸入しているだけではなく、日本のクラフトビールを輸出していこうと考えるのも納得です。一言で言えば、「伸びしろがあるから」ということでしょう。

2点目は簡単にいうと「日本人が減るから」です。昨年の国勢調査の結果で遂に人口減少が報告されました。人口構成もお年寄りが多くを占めるようになり、飲酒可能人口は右肩下がり。となれば、国内のお酒マーケットはボリュームという点において自然と縮小していくことは明白です。(これはどのジャンルも変わらないことでしょう。人口減少は極めて重要な問題です。)となれば、国外マーケットに打って出るしかなくなってきます。

確かに量を追い求めていくのではなく自社製品の単価を上げて収益性を改善する方向も1つあると思います。来年の免許要件の変更を前にたくさんの醸造所が開業していますが、シーンにプレーヤーが増えることで競争は激しくなっていくことは間違いないでしょう。「他に比べてやたらに高いけれど抜群に旨いビール」を開発してどかーんと宣伝しない限り、ぶっちぎるのはなかなか難しい局面になるでしょう。また、来春アサヒビール、サントリーが続々と外食向け商品の値上げをすると発表しており、全体の価格が上方シフトしてきています。中小のクラフトブルワリーのビールはNBに比べて高かったですが、その差は小さくなってきているわけです。まだ何とも言えない部分が多いですが、NBのものと現在の国産クラフトビールの差が縮まることで埋もれないようにしないといけませんね。そういう意味合いでも自社の販売戦略において「輸出」というオプションを持っておくことは今後重要になるはずです。

ビールは世界共通言語と言いますか、国を問わず生産され消費されています。特にクラフトビールは国に縛られることなく、ブルワリー単位で世界に展開しています。事実、そのビールの品質、おいしさが評価されてど田舎にある醸造所が輸出で大成功しているという海外の事例も枚挙にいとまがありません。CRAFT DRINKSとしても国産クラフトビールの輸出は大賛成です。正式に国の輸出重点品目になり、推進していって欲しいと思います。

以前、BREWDOGとDE MOLENが急成長を遂げた理由という投稿で事例をご紹介しました。是非お目通しください。

 

2017.12.7追記
日本農業新聞による報道によると、12月1日の発表で下記のように確定したそうです!!

農林水産物の輸出拡大に向けて政府が設立した日本食品海外プロモーションセンター(JFOODO)は1日、牛肉や米粉など今後取り組む7品目の輸出戦略を発表した。薄切り肉を食べる習慣のある台湾で、しゃぶしゃぶを切り口に日本産牛肉を普及するなど、潜在需要がありながら、日本産の食べ方や価値が知られていない品目と地域を選んだ。消費者への継続的な働き掛けで、日本産を欲しいと思わせる販売促進を展開。農林水産物の輸出額1兆円の政府目標の達成を後押しする。

7品目は牛肉、米粉、緑茶、日本酒、日本ワイン、クラフトビール、ハマチなど水産物。具体的な戦略を公表するのは初めて。一定の生産量が確保され、販売促進を改善すれば伸びしろがある品目について、海外消費者への聞き取りなどを基に有望な売り先を選んだ。来年2月以降に広告や海外メディアを通じてPRする予定で、品目を今後追加する。

日本酒、日本ワイン、クラフトビールというお酒が正式に選ばれたというのはスゴイですね。ブルワリーの皆様、キーケグを是非やりましょう!最大限お手伝いさせて頂きます。キーケグによって拓ける未来のこと、一緒に考えてみませんか?という記事でもご紹介しましたが、キーケグ導入に関する無料の個別説明会を行っております。キーケグへの充填方法や機材に関することはもとより、キーケグをベースにしたドリンクビジネスの海外事例、現在のシーンの相場観、ボトルネックになる部分とそのソリューションなどをまとめてお話し致します。ご興味ある方は左サイドバナーの「お問い合わせフォーム」もしくはこちらからメッセージを是非ください。ご検討のほど、よろしくお願い致します。

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