すごいぞ!Full Sail Brewing Company③ビール編

さて、前回までに併設パブ醸造設備についてご紹介して参りました。今回はフルセイルのビールについて。

フルセイルは一年の通じて約30種類のビールを作っています。各銘柄については公式HPが一番詳しいのでこちらをご覧ください。ビールの名前の上に旗のマークが付いていますね。CORE、PUB SERIES、BREWMASTER RESERVE、BARREL AGED SERIESと4つに分けられていて、それぞれコンセプトが全く違います。クラフトビールファンの中でも嗜好は全く違いますから、コンセプトやシーンに合わせてご提案しているのです。合計300以上の受賞歴、創業30年を誇るクラフトブルワリーであるフルセイルの高い技術で作られていますので、どれもちゃんと美味しいというのは嬉しいですね。

それでは、各シリーズを見ていきましょう。
COREはフルセイルが昔から作り続けている定番品のラインナップ。フラッグシップのアンバーやIPAが含まれます。ウェストコーストでも、ニューイングランドでもなくて、ノースウェストスタイルのIPA。

It’s an IPA kind of day. Cheers to the weekend!

fullsailbrewingさん(@fullsailbrewing)がシェアした投稿 –

PUB SERIESは季節ごとの特色を打ち出したクラフトビールファン向けのラインナップ。写真は年始から春にかけての限定品、パパイヤをふんだんに使用したIpapaya IPA(アイパパイヤIPA)です。

BREWMASTER RESERVEは数量限定のギーク向けエクストリーム路線。写真はSlipknot IPA(スリップノットIPA)

BARREL AGED SERIESではコレクター向けの樽熟成ビールを季節ごとに年4回リリースしています。全てバーボンカスクで熟成を行いますが、風味をしっかり乗せたいので樽は一回しか使いません。ワイルドターキー、ウッドフォードリザーブ、バッファロートレースなどバーボンメーカーは様々です。

Cheers to @gayotguide for naming our Bourbon Imperial Stout one of the Top Fall Beers! #BourbonBeer #Craftbeer #Cheers #gayotlife

fullsailbrewingさん(@fullsailbrewing)がシェアした投稿 –

・・・まぁ、ここまでは大きな醸造所はよくやる話です。ここで終わらないのがフルセイル。

上記4つのラインナップとは別に”Session”シリーズを2005年から展開しています。


セッションIPAに代表されるビアスタイルとしてのsessionの意味でもあり、「語らいのお供に」というイメージもあります。様々なビアスタイルのものをしっかりしたフレーバーでありながら低アルコールで実現。クラフトビールを初めて飲む方に「低アルコールで様々なビアスタイルを知って頂くラインナップ」と位置付けて展開しているのです。12年も前からセッションを体系的にシリーズ化して提案していたなんてスゴイいですよね。缶で手軽に、本格的なクラフトビールを、日常的に気楽に楽しんで頂きたい、そんな思いがフルセイルにはあります。副社長のマークさんの言葉を借りれば、”Life style brand”(ライフスタイルブランド)。「手軽に、毎日、本格派」がセッションシリーズなのです。

たとえば、夏向けに”session watermelon wheat”(セッション ウォーターメロンウィート)

秋冬にはドイツスタイルを踏襲したセッションフェストラガーも。

Perfectly chilled. #Snowbeer #MadeinOregon #OregonBeer #SessionFest #SessionBeer #Beer #HoodRiver #BeerSelfie #ColumbiaDistributingSnowBeer

fullsailbrewingさん(@fullsailbrewing)がシェアした投稿 –

フルセイルは年間30種類ほどのビールを作っていて、一年通じて様々な角度からクラフトビールの楽しさ、面白さを伝えてくれます。単に「なんとなく作ってみた」のではなく、どれも高い技術力に裏打ちされた高品質で且つ明確な意図を感じるものばかりです。効率的に高品質なものをこつこつ作り続けるのはとても大変なことです。しかし、「品質と効率の両立」という意識が醸造所全体に共有され素晴らしいビールが生み出されていることにとても感動しました。

真摯でひたむきなフルセイルですが、革新の気持ちも忘れてはいません。セッションシリーズの箱には”Keep Session Weird”とあります。ポートランドの街の標語”Keep Portland Weird”をもじったものです。フルセイルは大真面目に、そう「本気で遊ぶ」ことにも挑戦しています。全米29位の大きな会社ではありますが、そこに安住してはいないのです。フルセイルの懐の深さとその作品群はクラフトビールの面白さを体現していると現地にお伺いして改めて思うのでした。

もう一点嬉しいことが。
これほど大きな会社であればボリューム訴求のために流通品質については少々目をつぶることも多々あります。しかし、そこで妥協しないのがフルセイル!通常ではステンレスケグを使用するのですが、ドラフトは全商品日本向けだけに特別にキーケグへ充填してくれました。もちろん定温コンテナで輸入されます。日本のクラフトビールファンの皆様、タンクから直接詰めたフルセイルのビールがもうすぐ届きます!!

9月29日より3日間開催されるつくばクラフトビアフェストで遂にフルセイルのビールが日本初お披露目となります。日替わりで4種お楽しみ頂けるセットでもご提供致しますので、CRAFT DRINKSのブースに是非お越しくださいませ。何と、セッションシリーズの新定番”Session EZ IPA”(セッションイージーIPA)もキーケグでオンタップ!!

これを機に是非フルセイルのビールに触れてみて下さい。皆さまにお目にかかるのを楽しみにしております!