ビールの税金が安くなりそうですが、値上げするブルワリーがあってもいいと思うのです

Nov 25, 2016

ハフィントンポストに気になる記事が出ていました。「ビール類の税額を統一へ 第3のビール・350ml缶なら28円→55円に増税か」というタイトルで、興味深く読みました。要旨は以下。

財務省は、ビール類にかかる酒税を2020年10月から3段階で変え、26年10月に統一する案をまとめた。年末に決める来年度の税制改正大綱に盛り込むため、与党や業界と調整する。消費者への周知や、メーカーの商品戦略見直しに配慮し、ゆっくり段階的に進めることにした。

ビール、発泡酒および第三のビールに関する税率が大きく変わることになりそうです。本文中にもありますが、基本的には350ml缶一本あたり55円で統一の方向だそうです。すでに色々と報道されているように、ビールは減額で他2つは増額です。

「庶民の楽しみを奪うな!」とか、「ビールが安くなるのは大歓迎」など様々な意見が聞こえてきます。消費者としての感想はこういったものでしょうが、CRAFT DRINKSとしては別の視点でも考えてみたいと思います。

クラフトビールは安くできるのだろうか?もしくは、安くすべきなのだろうか?

つまり、「取られる税金が下がった場合、クラフトブルワリーは本当にその分安くすべきだろうか?」ということです。(ここではビール免許のブルワリーに限った話です。)全体が酒税の下がった分ビールの価格が下方スライドすると多くの人が購入しやすくなります。今まで以上に多くの人が「クラフトビール」というものに触れる機会が増え、認知も向上するでしょう。それは素晴らしいことです。しかし、状況を考えるとそのままスライドしなくても良いのではないかと思うようになったのです。むしろ値上げのタイミングなのではないか、と。ビールの税金が安くなりそうですが、むしろ値上げするブルワリーがあってもいいと思うのです

たとえば。

お値段据え置き。でも、その分品質向上を目的に以下のことを実施します!
①酵母は何度も回収せず、毎回新しいものを使うようにします
②汚染リスク回避のために、ケグは全てワンウェイに切り替えます
③100%クール配送
④流通や保管、管理の品質向上に投資します

こんなブルワリーが現れたら全力で応援したいと思うのです。価格の面で訴求しても大手には絶対に勝てないのですから、「とにもかくにも品質重視」でやるしかない。であれば、お値段据え置きにして品質向上することで消費者への質的還元が出来るのではないでしょうか。少なくとも私はこういう方向が正しい逆張りなんだと思います。安いより、美味しい方が嬉しい。

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