カボチャとパンプキンの話

先日、かぼちゃの味がしないけれど、パンプキンビールという投稿をしました。そのことについて、藤原ヒロユキさんから一点面白いお話を伺ったのでご紹介したいと思います。

【カボチャとパンプキン】
日本人の「カボチャ」と「パンプキン」は別物と考えた方がいいと思います。日本のカボチャは、パンプキンではなくスカッシュ(squash)です。最近はKABOCHAと表示されて売られているものもあるほど、別物です。参考

で、オレンジ色の皮の「パンプキン」は、日本のカボチャに比べると水っぽくて、味も香りも弱い。風味を期待するものではありません。「パンプキン~」というと「パンプキンパイ」に代表されるスイーツをイメージするアメリカン人が多いようです。

この分かりにくさは「カボチャ」を「パンプキン」と訳してしまったところにあると思われます。まずはカボチャとパンプキンの違いを押さえ、その上で「パンプキンパイ」およびそのイメージを想起することがクラフトビールシーンの流れの上では大事です。文化の違いを感じる良い例ではないかと思います。

(藤原さんも、私も)パンプキンビールはパンプキンパイの風味のビールと思っていますが、日本のクラフトビールはカボチャの風味を生かしたビールを造っていて、それはそれで美味しいものもあると思います。黄桜酒造で飲んだカボチャを使った季節限定ビールはカボチャ風味を嫌味なく使っていて素晴らしかった、と藤原氏。日本にはすでに「カボチャ風味を生かしたパンプキンエール」が造られていて、ジャパニーズ・パンプキン(正確にはカボチャ・KABOCHA)ビールが存在しています。ほとんどの欧米人は日本の”緑の皮のカボチャ”の香りやホッコリとした甘味を知らないわけですから、これをどう感じるかは興味のあるところですね。