ふいに言うのです。「いつか飲みに行きたいね」と

大好きなベルギービールを開け、半分こにしました。奥さんがふいに言うのです。「いつか飲みに行きたいね」と。

「どこに?」
「えっとね、、、グアム」
「え?」
「美味しいクラフトビールがあるんでしょ?」
「うん、そうだね、休み作っていかなきゃね」
「うん」

2人で旅行がしたいが為の口実だとしたら、100点だな。
本当に飲みに行きたいのかもしれないけれど。
まぁ、どっちでもいいや。
両方かもしれないし。
行けば分かるのだから、行けばいい。
そんな気がするのです。

いいね、この感じ。
おいしいって素敵。

 

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戯れ言はさておき、私のように遥か彼方のベルギーまで酸っぱいビールを飲みに行く人間もいます。(その時のお話は世界一のビアパブに行ってきました!(うちのめされた編)世界一のビアパブに行ってきました!(類は友を呼ぶ編)を是非ご覧ください。)海外でなくとも、地方のビール祭りに泊まりがけで遠征される方も結構いらっしゃいます。ビールをこよなく愛する人はフットワークが軽い。本当に軽い。飲みたいビールがあれば日本国内でも、海外でもさっとスケジュールを決めて飲みに行ってしまう。ものすごくパワフルです。

そこまでパワフルでなくても、ビール目当てでなくても、特別ビールが好きでなくても、旅行先に美味しいお酒があったら嬉しいものです。地元のお料理と地元のお酒。それが美味しいだけで観光としての価値があります。たくさんの人にそういう素敵なものに触れてもらえたら世界は幸せになるだろうなぁ、と思うのでした。

・・・実は観光庁も同じことを考えていたらしいです。酒蔵ツーリズム。日本国内を日本人が旅行するだけでなく、昨今話題のインバウンド観光として外国の方に来て頂き、お酒を通じて日本の良さを知ってもらうということは素晴らしいと思います。日本酒作りを見学して頂くときっと日本酒への理解も深まると思います。ワインに使用される日本原産のぶどう「甲州」も注目されていますから、ワイナリーを酒造場というだけでなく観光資源と考えることも可能でしょう。宿泊施設や飲食店など、地域経済への相乗効果も見込めます。地域に根ざしたビールも絶対に観光資源になりますし、そうなればもっともっとシーンが盛り上がるでしょう。観光資源としてのビール、良いと思います。

まずグアムかな。ヤモリのビールを飲みに行こう。