【ご報告】North American Guild of Beer Writersの正会員になりました

私事で大変恐縮ですが、一応ご報告を。ご縁があって応募したところ、無事審査にも通りNorth American Guild of Beer Writersの正会員になりました。今のところ日本人初というか、アジア人初のようです。

North American Guild of Beer Writersはビールに関わる事柄を書く人たちの団体です。各人のアプローチ方法は様々で、たとえばStan Hieronymus氏のような原料や醸造技術からビールにアプローチする著者もいます。

また、John Holl氏のように食との関係から攻める方もいます。

その他にも各都市のローカルビアシーンを記述し続けているライターや地理や歴史の視点から書く方も多数います。Beervanaの主催者、Jeff Alworth氏をご存じの方もいらっしゃるでしょう。

取材活動の過程で発見された「ジェンダー」、「D&I」、「人種差別」などの側面を掘り下げて発信している方も少なくありません。たとえば、”A Woman’s Place Is in the Brewhouse: A Forgotten History of Alewives, Brewsters, Witches, and CEO’s”の著者であるTara Nurin氏もその一人です。

North American Guild of Beer Writersはこういう活動をなさっている方々の互助会というか、交流・協力の場として運営されています。ビールに対して真剣に考え、シーンをより良くしていこうと日々取り組んでいる方々と交流出来る場に何の実績もない私なんかを加えて頂けたことを素直に嬉しく思います。いや、喜んでばかりではいけません。頑張らないと。

クラフトビールはアメリカに端を発したカルチャーですが、今や世界に伝播し共時的に流行を見せていて世界中でインタラクションが行われています。海外から情報を得ることも重要ですが、ここ日本でのクラフトビールの動態を記述していくこともまた重要なのかもしれません。これからもコツコツと書き続けていきたいと思います。その中で世界に向けて何か強く訴えるものを書けたらと思う今日この頃です。