【ご報告】8月11日、コミックマーケット96に参戦します! 2019.11.21追記あり

じゃぁ、申し込んでおきますよ!

・・・と言われたのが数ヶ月前のこと。アレが全ての始まりでした。完全にその時のことは忘れていたのですが。

話は去年の秋に遡ります。親しい仲間と話をしていた時のことです。CRAFT DRINKSで今まで書いてきたものやまだ仕上げていないものがたくさんあって、一度まとめてみたいと言ったら「じゃ、本にして冬コミに出ましょう!」と提案がありました。

ん、冬コミ??

ニュースやらで聞いたことはあったのですが、社会に出てからお酒一筋で同人誌やらコミックマーケットやらには全く縁がなく、それがどういうものなのかは全然知らなかったのです。とはいえ、こういうきっかけでもない限りまとめる作業はしないだろうから、「ぜひ!じゃ、一緒に出ましょう」とノリと勢いだけで返事をしてしまいました。残念ながら昨年の冬のコミックマーケットは落選してしまったのですが、「まぁ、運がなかったな。仕方ない」と諦めて特に執筆も進めていませんでした。

忘れもしない6月7日のことです。突然こんなメールが来ました。

さて、夏のコミケなのですが、申し込んでいたのが当選してしまいました!

ええっ!?私に内緒で仲間が懲りずにもう一回申し込んでいたらしく・・・当選してしまったのです。青天の霹靂。寝耳に水。 虚を衝かれるとはこういうことを言うのだな、と身を持って知りました。とにもかくにも、コミックマーケット96に参戦することになりました。

雑誌の取材を受けたり、媒体に寄稿したりした事はありましたが、自身で本を作った経験は今まで一度もありませんでした。ですから、全てが初体験でどこから始めて良いのかすら分からないまま走り出したわけです。詳しい方や経験のある方に相談したのですが、質問も要領を得ないし理解出来ないことばかりで遅々として進まず。(ご迷惑をおかけし、本当に申し訳ありません)本を作るという作業は異世界すぎて「何が分からないのかも分からない状態」になってしまったのです。誰でも最初は未経験だけれど、これは大変だ。中身を作る前に挫折しそうになりました。

で、気を取り直して考えたわけなのです。どういうコンセプトにしようか、どういう内容にしようか。既出の内容ばかりじゃつまらないよなぁ・・・などとぼんやり考えていたらいつの間にか7月になっていて大いに焦りまくり、勢いに任せて書き殴っていたら10万字を超えました。wordで計算したらA4で90ページ超え。全然薄くない。やりすぎた。どうしよう。

まぁ、自費出版なのだからやりたいことを本気でやってみた方が良い気がします。今出来る最高のフルスイングをしたつもりです。周りの方々のお力も借りつつ、校正も終えました。これから印刷ですが、もうすぐ完成の予定。駄文書き散らしておりますが、お手にとって頂ければ幸いです。

CRAFT DRINKSはコミックマーケット96 3日目 西え-45bです。「評論・情報」というジャンルの一群、特にビールを始めとする飲みもの・食べもの系のサークルの中に配置されています。今回の本には昨年、今年と大学院で講義した内容も含め、クラフトビールを切り口に日米の文化・仕組みを比較した文章を中心に構成しています。「クラフトビールの定義は作るべき」という話もたくさん書いています。会場に来られる方は是非ブースにお立ち寄りくださいませ。

 

この歳になって初めてのことに挑戦するのも悪くないですね。知らないことを知るのは楽しいものだと改めて思いました。そして、こういう機会に自分の考えやこれまでにやってきたことを総括するのも案外悪くないと感じました。偶然とは言え、非常に良い機会を頂いてとても嬉しいです。そして、この本が皆様のお役に立つのであればこんなに嬉しいことはありません。

最後になりましたが、ご協力頂いた皆様にこの場を借りてお礼申し上げます。誠にありがとうございました。心より感謝申し上げます。

2019.11.21追記
C96で頒布した「クラフトビールの今とこれからを真面目に考える本」がamazonに並びました!お力添え頂いた皆様に感謝申し上げます。