【ご報告】免許の要件緩和を無事終えました

突然ですが、一点ご報告です。

私どもCRAFT DRINKSはインターネット通販ショップを運営しており、ビール・発泡酒の販売をしております。こちらは完全登録制業務用クラフトビール専門ショップで、飲食店のプロの方向けとなっております。誠に申し訳ありませんが、一般の方はご利用頂けません。ご了承くださいませ。

当ショップの免許では今まで「輸入酒に限る」という条件が付いていました。実は酒販免許があれば何でも販売出来るわけではないのです。いつか機会があれば書きたいと思いますが、酒販免許というものは非常に複雑でそれぞれ扱えるお酒の種類に条件が付いていたりするのです。

CRAFT DRINKSは業務用大樽はキーケグのみを扱っています。今まで輸入ビールにしかキーケグがありませんでしたから免許上全く問題ありませんでした。しかし、参加しているシードルオンタッププロジェクト等、国産のお酒でキーケグ詰めのものがこれからどんどんリリースされてきます。これまでの免許条件では対応できなくなってしまうという懸念があり、免許の要件緩和をすべくここ数ヶ月準備を進めて参りました。そして、2017年6月17日付で管轄税務署より通知があり、この度国産ビール、発泡酒、果実酒、甘味果実酒の4品目を取り扱えるようになりました。こちらの免許では年間生産量3000kl以下のメーカーのものに限られますが、ほぼ全てのクラフトブルワリーのものが取り扱えます。国産3000klという区切りについては以前少し書いたので、下記ご覧くださいませ。

“craft beer”と”クラフトビール” 国産3000klについて
“craft beer”と”クラフトビール” 国産3000klと通信販売

リンゴの発泡酒である「シードル」ではシードルオンタッププロジェクトでキーケグを導入。新潟県魚沼のストレンジブルーイング様および東京・両国の麦酒倶楽部ポパイ様と協力し、「キーケグ☓ハンドポンプ」の実証実験を行い「キーケグ☓リアルエール」への道筋も見えてきました。ゆっくりではありますが、確実に進んで来ています。

日本のクラフトビールシーンはまだまだ始まったばかりで、構造上の問題も多々あるとCRAFT DRINKSは考えています。物流、商流だけでなく、メディアも人材も何もかも。改善しなくてはならないことがたくさんあるのです。その中でテクノロジーによって改善・向上出来る面は全面的に推し進めるべきだと考えます。その意味でもキーケグは絶対に無くてはならないものです。CRAFT DRINKSはこういうテクニカルな面からもアプローチし、シーンをより良くする為に尽力して参ります。

クラフトブルワリーの皆さま、今夏から本格的にキーケグが流通し始めます。キーケグにご興味のある醸造家の方は右サイドバーのお問合せフォームからご連絡くださいませ。出来る限りCRAFT DRINKSがサポート致します。是非一緒にやりましょう。