カクテルインスパイアビール
paste magazineで面白い記事を見つけましたので、ご紹介。CRAFT DRINKSでは常々「クラフトビールはクロスオーバーな存在である」と言ってきました。先日期間限定でオープンしたCRAFT DRINKS BARでも他ジャンルのお酒との共通点・相違点を見ていくことをご提案しておりました。コーヒーをビールに使うなら、美味しくコーヒーの良さを引き出しているものを試してみるのも悪くないはずです。先人の達成した高みはどこにあり、それを確認した上で我々はどこに向かうべきかを考えるべきかと考えます。
さて、CRAFT DRINKS BARでは主に蒸留酒を取り上げましたが、この記事では「カクテル」を取り上げています。ビールでカクテルを再現し、オリジナルを乗り越えようとする試みは非常にエキサイティングですね。カッコの中にインスパイアされたカクテルの名称を入れておきます。
NoDa Nodajito(モヒート)
Boulevard Sazerac Rye-on-Rye(サゼラック)
Wicked Weed Old Fashioned (オールドファッションド)
Westbrook Whiskey Sour Weisse Weisse Baby (ウイスキーサワー)
Flying Dog Mint Julep Ale (ミントジュレップ)
Bruery Terreux and Jester King Imperial Cabinet (ジンフィズ)
Pipeworks Hey, Careful Man, There’s a Beverage Here! (ホワイトルシアン)
Perennial The Last Word (ジャックローズ)
B. Nektar Tuco-Style Freakout (マルガリータ)
原料の使い方次第で無限の可能性があるのがクラフトビール。美味しさは一定以上担保しつつ、面白い視点でビールを醸してくれる醸造家はアーティストに近い存在ではないでしょうか。
カクテルやRTDなどの隣接領域とも境目が薄れつつあるのがよく分かります。ビールだけ飲んでいてはいけないのかもしれませんね。ビールファンの皆様、今飲むべきはウイスキーですよと以前言いましたが、カクテルも飲まなくちゃ!!