True Craft

緊急ニュース!これは大化けするかもしれません。注目のトピックになるでしょう。詳細はまた後日とのことですが、何かやってくれそうな予感がします。

Stone CEO announces True Craft project

要旨は冒頭にまとまっているので、その部分を引用し、ざっくりと翻訳もつけておきます。

Stone Brewing CEO Greg Koch took to the stage at today’s EG Conference in Carmel, California, and announced that he and Stone co-founder Steve Wagner are developing a project called True Craft as an “alternative to being bought or pushed out by Big Beer.”
ストーンブルーイングCEOであるグレッグ・コッホ氏は本日開催されたEGカンファレンスにて以下の発表をしました。ストーンの共同オーナーであるスティーヴ・ワグナー氏が現在”True Craft”と名付けられたプロジェクトを進行中で、それはビール大手に買われたり押しやられてしまったものに対してものです。

Koch describes True Craft as a consortia of independent investors who will create a platform in which craft breweries can exchange minority, non-controlling stakes in their businesses for access to financing.
コッホ氏はTrue Craftを独立した投資家の連合体として位置づけます。

Koch said that there is already $100 million committed and “a small group of craft breweries” who are interested. Additionally, Koch said True Craft is starting with beer, but is designed to go beyond ales and lagers, extending to all artisanal edibles.
コッホ氏いわく、既に1億ドルの支援があり、一部のクラフトブルワリーも興味を示しています。また、True Craftはビールでスタートするがエールやラガーという枠に収まらず、全ての口に入るものに拡張していくようにしていくとも言っています。

記事の最後に詳細はまた後日とあるので、詳しい内容はまだ分かりません。しかし、記述からするに新型ファンドなのかなぁ・・・と。「お金は出すけど、口は出さずに応援する」投資家と「設備産業であるビール事業で拡大していくための先行投資をしたい」ブルワリーとの新たなマッチング機構としても機能するのかもしれません。そんな美味しい話があるのかどうか・・・

とはいえ、昨今のメガブルワリーの買収劇を見ると、クラフトブルワリー側にも「資金調達方法に多様性を持たせていかないとまずい」という雰囲気が醸成されているのでしょう。これは必然的な流れと私は見ています。

さてさて、どうなるか。詳細を待ちましょう。

引用部分の一番最後、”extending to all artisanal edibles”がとても印象的です。クラフトビールはクロスオーバーな存在であり、他の領域と不可分の部分が本当に多くなりました。そういう意識も垣間見えるのです。