“craft beer”の隣接領域のこと RTDについて

Nov 23, 2015

“craft beer”は本当にアグレッシブな世界で、日々様々な実験が行われています。ぶどうジュースとモルトを一緒に発酵させてみたり、ホップを使わずに醸造してみたり。もはや既存のイメージの「ビール」とは違ったものが出始めています。それをどのように認識したら良いのか、一人の消費者として私も困ってしまいます。

“craft beer”に限らず、ちょっと広い「お酒の世界」で捉え、その分類を見て行きたいと思います。今回は「RTD」です。

「RTD」は「アールティーディー」とそのまま読みます。”Ready To Drink”の略で、要するに「そのまますぐ飲めるもの」という意味です。通常度数は低めで、材料を飲用時にミックスするものを先に作っておいたそのまま飲める完成品をイメージしてください。具体的には「缶チューハイ」や「缶ハイボール」がこれにあたります。(本来はノンアルコールにも使用する言葉ですが、ここではアルコール入りのものに限定して使用することとします。)

日本では缶が多いですが、世界的には瓶もたくさん発売されていて、その種類も非常に多いです。「ラムコーク」、「ジントニック」のようなカクテル。「アルコール入りレモネード」(即席ラドラーのようなもの)、「アルコール入りのジンジャーエール」などもありますね。

コンビニやスーパーの棚に置きやすく、保管も常温で良いとされているので、非常にお手軽です。度数もほぼ0%のものから10%ほどまで幅広く、フルーツやベースのスピリッツは選び放題なので種類もとても多い。これらの理由から世界的に消費も多く、新製品リリースも活発です。つい先日もインベヴがカナダのRTDメーカーを買収しました

日本の発泡酒にはビールに少しだけスピリッツが入っているものがよく見られます。上部で述べたRTDとの境目は微妙ではないでしょうか。ビールシーンではあまり議論されない点ですが、”craft beer”の近接領域として知っておくと良いと思います。

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