CRAFT DRINKS BAR @sansa、本日のピックアップ ウォッカ編
12日よりCRAFT DRINKS BAR @sansaをオープンしております。22日までお休みなくオープンしておりますので、お時間ございましたら是非お立ち寄りくださいませ。
今回のポップアップバーでは他のジャンルのお酒との比較を通じて、色々な視点を構築していきたいと思っております。クラフトビールはクロスオーバーな存在です。クラフトビールとの共通点を持つハードリカーを是非お試し頂きたく存じます。
本日のピックアップは「ウォッカ」。近年注目されるビアスタイルに”herb & vegetable”(ハーブアンドベジタブル)というものがあります。フルーツではなく、副原料にハーブや野菜を使用したビールです。「水・モルト・ホップ・酵母」では生み出せないフレーバーを新たに付与する、非常に面白い一群だと考えています。
とはいえ。
近年、香料や着色料が進化しており、それっぽい雰囲気を科学的につけることも不可能ではなくなりました。添加物の多くなった現代、気がつけばそういう風味が当たり前となっているような気がします。知らぬ間に私たちはそういう環境に慣らされてしまっているからこそ、お酒として質が高くナチュラルであるものをCRAFT DRINKSとしてはご提案したいと考えています。
本日はこちらをスペシャルセットとしてご提案致します。ズブロッカという、薬草を漬け込んだウォッカです。バイソンが好んで食べるという「バイソングラス」という薬草が使われていて、桜餅のような独特の風味がします。
右は現行のポーランド産ズブロッカ。左はUSSR表記のロシア産ズブロッカです。USSRとはソヴィエト連邦のことで、英語表記の「Union of Soviet Socialist Republics」の頭文字を取ったものです。ソヴィエト連邦崩壊が1991年12月のことなので、90年代初頭もしくは80年代後半のものかと思います。ベースとなるスピリッツの質、そして余韻として続く薬草の香りが全く違います。”herb & vegetable”(ハーブアンドベジタブル)の一つの解答として、CRAFT DRINKSはこの比較をご提案したいと思います。
本日18時よりオープンです。皆様のお越しをお待ち申し上げております。