クリスマスビールと命名してしまったせいで・・・

みなさんはクリスマスビールお好きですか?私は大好きです。大好物です。大きめのグラスでゆっくりダラダラとのんびり飲むとこの上ない幸せを感じます。特に何年か寝かせたものは最高です。

さて、日本にいつクリスマスビールが紹介されたのかは現在調査中ですが、「クリスマスビール」というカタカナの名前で紹介されてしまったことはちょっと失敗だったのかもしれないと最近思い始めました。

年末にカナダから友人が来日したのですが、あちらではクリスマス休暇を取るのが普通だという話を聞きました。しかし、日本においては12月25日がクリスマスで、その前後にクリスマス休暇を取る習慣はありません。クリスマスと言えば、12月25日一日だけを指すイメージです。そのせいか、「クリスマスビール」というとその日に飲まなくてはいけないというような先入観があるのかもしれません。決してそんなことはなく、もっと広い範囲で捉えて良いはずです。例えば、ベルギーのデュビッソン醸造所の「ブッシュ ノエル」というビールは「年末のお祭り、お祝いの為に」とされています。クリスマス一日ではなくて、「年末」です。「クリスマス頃ビール」と紹介すれば良かったのに・・・。冗談ですが。

クリスマスビールと同じような意味合いで最近は「ホリデーエール(holiday ale)」や「セレブレーションエール(celebration ale)」という言葉も聞くようになりました。年末年始の休暇やその時期のお祝いを指すイメージですね。日本人の感覚からするとこちらのほうがしっくり来る気がします。12月26日でも、年を越しても、一向に構わないのではないかと。

ということで、今日は1月6日。まだまだクリスマスビールが美味しく楽しめる時期です。冷蔵庫に眠っているものを今晩一本開けるとしましょう。体の内側からじんわり温かくなるビールをゆっくり楽しみたいと思います。